バッテリーを変えたところなのに又バッテリー上がりしたって。
どういうこと?
そんな時は発電機(オルタネーター)の故障かも知れません。通常は走行中にエンジンの回転により自動車は電気を作っています。それをバッテリーにため、走行中に使用する電気、スタート時や待機時のキーレスドアロックなどに使ったりしています。それを可能にしているのが手のひらサイズくらいのオルタネーター(ダイナモという方もいらっしゃいます)なのです。
電気を発電しないとどうなるか。
まずバッテリーの蓄電気を使い果たします。それが無くなると、すべての電源が消失しますのでエンジンがとまります。エンジンもプラグによる電気のスパーク燃料に点火し動いているので、電気がこない=エンジンストップとなります。エンジンストップしますと、パワーステアリングがきかなくなり、ハンドルが重くなり、また、急に車が減速します。その際、電気がないのでブレーキランプをはじめ、ヘッドライト、表示灯などすべて消えてしまいます。こうなると後続車の追突の恐れもあり非常に危険です。
オルタネーターか故障しているとメーターのバッテリーのマークの警告灯が点灯するのですぐに自動車修理工場で見てもらって下さい。
オルタネーターの交換自体は軽自動車で30,000円ほどですみます。
いやいや一度エンジンがかかると大丈夫。けどまた翌朝上がっている。
この場合はオルタネーターの故障ではなさそうです。オルタネーターが発電しないと上記のとおりで、充電をしないため他の車で救援しても、バッテリーケーブルをはずすとすぐとまるはず。一度かかかったら動くということはオルタネーターで発電はしている。そのような場合は「暗電流」で過剰に消費されている可能性が疑われます。
暗電流とは自動車のキーを抜いた状態でも流れているわずかな電流で、これで車のメーターやキーレス電波の受信などを行っています。ずっと放置しておくとバッテリー上がりを起こすのはこの暗電流の影響です。通常は1日でバッテリーが上がることはないので、もし、バッテリーが上がりやすいようならこの暗電流がどこかの故障の影響で「過剰消費」されている可能性があります。
ライトをつけっぱなしでおいておくとバッテリーは上がりますよね。そんな感じです。
そうすると修理はちょっとやっかいです。
なぜなら電力を消費している部分をテスターなどでチェックしていかないといけないので、それを直す直さない以前に車屋さんでの検査代がかかります。もし、これが高価な部品出会った場合はその交換の費用もかかります。すなわち、どこが故障しているか特定するためだけに整備費用がかかるのです。
ただ、いずれにしても簡易な部分であれば直すべきなのでやむを得ないでしょう。
整備工場でみてもらいましょう。