2020/3/22 更新
信号機のない横断歩道で最近、ほとんどの自動車は歩行者がいるにも関わらず止まらないと思いませんか? 一方では、そのような報道に対して、ドライバーの意見を聞いて欲しいという意見もあります。しかし横断歩道での歩行者優先ルール違反には、罰則が定められている事も理解しておかなければいけません。
信号のない横断歩道で自動車は止まらない
JAFの調査では、9割以上の自動車が、そのような場面で一時停止をしないという結果でした。それを痛感している人は相当多いことでしょう。逆に横断歩道を渡ろうとすれば、クラクションを鳴らす車もある程です。
ドライバーの意見
ドライバーの意見としては、通勤している最中など、横断歩道の前で停車してしまうことで、後続車にあおられるリスクがあると言います。横断歩道で止まれば、また次の歩行者が来て、延々と止まっていなければならない事態になるとも言います。街灯がない横断歩道では、横断歩道となかなか気付かないこともあり、気付いた時には、急ブレーキが必要になってしまうことがあるという意見もあります。以前、高齢者が目の前にいて、停車したものの、 対向車は全く無視して通過しようとしていたため、逆に事故になりかけてしまったという経験をお持ちの方々もいます。自動車は、歩行者がいるから止まろうとしたものの、歩行者が車が通過してから渡ろうとしているため、なかなか渡ろうとしてくれない事態も起きているようです。
守られない交通マナー
実際にこうまで守られない交通マナーが存在していること自体不思議に思っている人たちが多いのではないでしょうか。運転免許証を取る時は、しっかり教わったはずですが、「改正道路交通法」では、 横断しようとする歩行者が居ないことが明らかな場合を除き、横断歩道直前、また停止線で停止することができるような速度で進行しなくてはならないとあります。それには違反罰則(横断歩行者等妨害)もあり、 3か月以下の懲役または5万円以下の罰金。過失10万円以下の罰金とあり、点数は、2点です。ほとんど知らなかったという人たちはいないでしょう。違反が見つかった場合、知らなかったで過ごすことができない問題です。横断歩道での歩行者優先ルール違反には、罰則が定められている事も理解おかなければいけません。
ちなみにですが、私の周辺でも何人かのドライバーが違反罰則をとられています・・・
ちなみに、JAFが「信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしているとき、どのくらいのクルマがとまるか」を調査したところ、弊社の所在地の三重県が全国で一番悪く3%程度だったそうです。ワースト3は三重、青森、京都。しっかり止まったベスト3は長野、静岡、兵庫でナント長野では70%近くのドライバーが停止したそうです。えらい違い・・・。皆さん止まりましょう!
JAFの調査結果はこちらで見ることができます https://jaf.or.jp/common/safety-drive/library/survey-report/2019-crosswalk