自動車のスペアキーが欲しい！でも純正のものをディーラーさんに頼んだらきっと高い。
実は、キーにも海外製のブランクキーがあり、ある番号さえわかれば通販でもつくれてしまうのです!今回は通常のメカニカルキー（キーレスなどのリモコンキーではなく普通のメタルキー）のスペアキー作成方法についてご紹介します。
鍵を作成する際に必ず必要なものは「鍵番号」です。この番号は4-5桁くらいあり、この数字をもとに溝の形状がきまっております。
従いまして、出張鍵作成サービスなどの場合も、この番号を調べ、その場で鍵を作成します。つまり、番号が全く同じであれば別の車でもキーがまわるということです。
この「鍵番号」、純正キーに小さなプレートでついてあるものなのですが、結構紛失されてしまいます。これがないと、車の鍵穴の本体（キーシリンダー）自体を本体から取り外して、そこに打刻または記載してあるものを控えるしかありません。もちろん、今はネット上でもキーシリンダーの取り外し方などもたくさんアップされているので自分でできないこともないですが、不慣れですと、ドアの内張などをはがす際に「バキッ！」とプラスチックのツメを折ってしまったり、傷をつけてしまうかもしれません。これではせっかく費用を浮かせようと思って行ったことが、本末転倒の結果になってしまいます。
この番号がわかれば、ネットで「自動車 ブランクキー 通販」などで検索すると、通信販売している会社が出てきますので、そのショップにキー番号を伝えれば作成して送ってもらえるところもあります。
ちなみに当方でもお恥ずかしながらカギを紛失してしまったことがありますが、鍵屋さんに出張サービスで来ていただき、番号は不明だったのですが、シリンダーから調べていただき、３０分程度で作成いただきました。費用は出張料金合わせて22,000円でした（弊社のヤードはすごく田舎ですので、出張料が通常よりも高かったのかもしれません）。
イモビライザーなどの簡単な複製は難しい
一方、リモコンキーやイモビライザーキー、スマートキーなどの複製は簡単にはできません。なぜなら。セキュリティー装置と連動していたり、リモコンの周波数などの設定が必要だからです。それでこそ、安全が担保されているともいえるでしょう。そのメーカーのディーラーさんやそれらの対応をしている鍵屋さんで複製をしてもらうしかなさそうですが、２万円～ほどかかる作業になります。ただ、紛失してしまうとその作成には、出張料も含め１０万円以上かかる場合もありますので、もしカギをなくしやすいという方はスペアキーをお持ちいただくほうが良いかもしれません。
鍵屋さんならどこでもできるの？
イモビライザーなど防犯性の高いものであれば、専用の機器なども必要になるため、どこでもその設定やキー作成ができるものではありません。ただ、ディーラーさんの場合ですと預かっててもらわないといけませんし、緊急の場合などは対応していただけない場合もあります。純正にこだわらなければ、鍵屋さんに依頼されるほうがお安く、早くは対応いただけそうです。高くてもやはり純正のシステムでないとという場合は、やはりディーラーさんに依頼いただくしかないので、状況やお考え方によるのではないでしょうか。
廃車というのも一つの手ではありますが・・・
もし、古いお車で鍵を紛失した、お金もかけたくないということであれば廃車で引き取ってもらうというのも一つの手です。しかし、鍵がないとハンドルロックがかかる、エンジンをかけられので、トラックが入れる広いところでないと引き取りができないなどの様々な制約が起こります。最近のグレードの高いお車は鍵がないとニュートラルにすら入れられない、サイドブレーキすら解除できないというものもありますので、何をするにしても鍵がないと始まらないという状況は増える一方ではないでしょうか。
