1. 廃車するときの豆知識

あなたの車はいくらで売れる?買取相場の決まり方と簡単な調べ方

中古車販売店

車の売却を考える際に「どの業者に依頼するべきか分からない」「適正な買取相場が分からない」といった悩みを持つ方も多いでしょう。車買取の相場は様々な要素によって決まるため、金額に差が生まれやすいのも事実です。

では、どのような方法を選択すれば、自分の車を相場価格で売却できるのでしょうか。本記事では車買取に関する相場の変化や影響する要素、適正相場の調べ方などについて紹介します。

車買取の相場はどう決まる?影響する要素や事前に調べる方法を解説!

車買取の相場2

車買取の相場価格は統一されるものではなく、需要と供給のバランスから決まります。そのほかにも、経済状況や地域、住民層などにも影響も受けるでしょう。

中でも買取先によって買取額には大きな差があります。ここでは車の買取先の種類や特徴について見ていきましょう。

車の買取店は大きく分けて2種類

車販売店

車を売却する際の買取店は大きく2種類に分けられます。全国にある「自動車メーカーのディーラー」と「買取店」です。それぞれの特徴について解説しましょう。

全国にあるディーラー、販売店

自動車ディーラーとはメーカーから特約店として新車を販売している自動車販売店です。ディーラーで車を売却する際は、下取りを前提としていることが多く、車の購入が条件に含まれます。下取り価格を車の購入価格から値引くというものです。

ディーラーで売却する場合は車の購入が前提であるため、一見買取額が高そうに見えても、新車の値引き額に関わる調整であって、結果、売却相場としては低くなる傾向にあります。

全国にある買取店

ガリバーやビッグモーター、ネクステージなどの全国にある車買取店も売却先候補の1つです。買取店ではお客様の車の購入を前提としておらず、その時の車の状態から相場に見合った金額を判断して提示してくれます。従いまして、たとえ車の状態が良いものでなかったとしても、その状態にあった金額を業販相場などを参考に提示してもらえるでしょう。

もちろん、買取業界においては、固定客のいるディーラーとは違い、複数の買取店と交渉されることが前提となっていますので、買取額はディーラーよりも高くなる可能性が高いといえます。

車買取額の相場に影響する要素

車買取

大切な車はできるだけ高く売却したいものです。では車の売却にはどのような要素が影響するのでしょうか。ここでは買取額の相場に影響する要素を紹介します。

車種・グレード自体の人気

車種自体の人気は買取額に大きく影響します。人気の車種は多くの人が購入したいと考えており、高く買取をしても販売利益が見込めるため、買取額は自然と高くなりやすいです。例えば、燃費が良く維持費が抑えられるハイブリッド車や軽自動車は中古市場でも人気が高く、買取相場が安定しやすいです。一方で、高級セダンやスポーツカーなどは、新車時には高価でも需要が限られるため、買取相場の下落が早い傾向があります。また、グレードによっても価値が変わり、上級グレードや特別仕様車は査定額が高くなりやすいです。

需要と供給

市場における需要と供給のバランスも買取相場を左右します。例えば、ファミリー向けのミニバンやコンパクトSUVは、年々需要が高まっているため、高値で取引されることが多いです。一方、セダンタイプの車は近年需要が減少傾向にあり、買取価格も低めになることがあります。また、自然災害や特定の国・地域の輸入制限などにより、中古車の輸出市場が変動することも影響します。こうした市場の動きを理解することで、より高く売却できるタイミングを見極めることができます。

円高・円安事情

中古車の輸出市場は円高・円安の影響を受けやすく、買取価格にも反映されます。円安のときは日本国内の中古車が海外での需要が高まり、輸出業者が積極的に買取を行うため、相場が上昇する傾向があります。特に、アジアやアフリカなどの新興国では日本の中古車の人気が高いため、為替相場が影響しやすいです。一方で、円高になると輸出業者の利益が減り、国内市場のみに依存することになり、相場が下がる可能性があります。こうした為替の動向をチェックして売却のタイミングを考えるのも重要です。

車の年式

車の年式(登録年)は買取相場に大きく影響します。高年式は一般的に「初めての車検を受ける前の車」のことを指します。高年式に対して、経過年数が長い車を低年式といいます。新車登録から5年以内の車は比較的新しく、需要が高いため、高値がつきやすいです。しかし、10年以上経過した車は査定額が大幅に下がることが一般的です。特に、メーカー保証が切れるタイミングや、車検のタイミングによっても価値が変わることがあります。ただし、クラシックカーや特定の限定モデルは、年式が古くても高額査定がつくこともあるため、事前に市場の動向を調べることが重要です。

また年式同様にモデルチェンジも相場形成に関係します。製造年月が数か月しか変わらなくても、マイナーチェンジなどにおいてもデザインや機能面において「型落ち」となってしまうため、買取額の落ち幅も大きくなります。国内向けだけでなく輸出としての再販においても同様のことが言えます。

現時点での走行距離

一般的に、年間1万km前後の走行が「標準的」とされ、それを超えると査定額が下がる傾向があります。特に10万kmを超えると「過走行車」と判断され、査定額が大幅に下がることがあります。ただし、適切なメンテナンスが行われている場合や、人気車種であれば走行距離が長くても一定の価格がつくことがあります。

ボディカラーや外装

ボディカラーや外装も買取額に大きく影響を与える要素です。人気色は車種ごとに異なるものの、白・黒・シルバーなどの無難なカラーは人気があり、査定額が高くなりやすいです。一方で、赤や青、黄色などの個性的なカラーは市場での需要が限られるため、買取価格が下がる可能性があります。ボディカラーによっては、国産車で20万円以上、高級輸入車で50万円以上相場に差が生じることもあるので注意しましょう。

修復歴の有無や内容

車 擦った

修復歴の有無やその内容も買取額に関係します。外装の傷やへこみ、内装の汚れや破損などがある場合、査定額が下がることがあります。特に、事故や修復歴がある車は大幅な減額対象となることが多いです。

例えば、事故の損害が大きく、フレームに損傷が修正しきれていない車体は、バランスのゆがみなどから更なる故障へと繋がる可能性もあるため、また、気分的にも、再販時にユーザーに敬遠されやすいため、買取額は下がる傾向にあります。

修復歴のある車は、ダメージを受けた部位によっても評価が異なります。後方から受けた事故よりも前方から受けた事故の方が価格の落ち幅は大きくなるなど、買取額への影響が大きいことを認識しておきましょう。

純正オプションや改造品の有無

純正オプションや特別仕様の装備があると、査定額が上がることがあります。例えば、メーカー純正のナビやアルミホイール、サンルーフなどのオプションはプラス査定の対象になりやすいです。一方で、社外パーツや改造車は、査定額が下がる可能性があります。特に、足回りやエンジンを大きく改造している場合は、買取業者によっては査定を断られることもあるため、売却前に純正パーツに戻すことを検討するのも一つの方法です。

新車購入時しか取り付けられないメーカーオプションが多いと希少性が高くなり、その購入希望者も増加します。また次のような標準装備品があれば、買取額は上がる場合もあります。

  • 取扱説明書
  • スペアキー
  • 新車時保証書
  • 整備手帳
  • 純正アルミホイール

車買取における適正相場の調べ方

買取り価格を調べる

車買取における適正相場を調べる際には、多くの方法で買取額を知ることが重要です。1つの業者で納得できる金額を提示されても、他の業者ではそれを上回る金額を提示される可能性が十分にあります。ここでは代表的な2つの調べ方について見ていきましょう。

車買取一括査定サイトの利用

手軽に買取相場を知ることができるのが車買取一括査定サイトを利用する方法です。車買取一括査定サイトでは、一度に複数の業者に査定依頼をできるため、業者ごとの価格を知ることができます。

また1度で複数の業者に査定依頼をできる点も嬉しいポイントといえるでしょう。実際に店舗を回り、1件ずつ業者に依頼するとなると、移動の手間と時間を要します。

買取相場だけでなく、最も高額な査定価格も知ることができるので、自分の車をより高く売却したい人には、車買取一括査定サイトの利用がおすすめです。

ただし、営業マンが実車査定にくる場合がほとんどなので、同じ日に3社以上査定依頼された場合は、業者からの電話が頻繁にかかってくる場合があるため、事前にどの業者と取引するかを考えておくとスムーズです。

宣伝フレーズではなく1000円でも高く長年乗られた愛車を売る方法

JAAI の活用

JAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)は、中古車の公正な査定を行う機関で、「査定価格情報」を提供しており、年式や車種ごとの標準的な価格を知ることができます。また、査定基準価格を調べられるだけでなく、約5千円~1万円を支払うことでJAAIの査定も受けられます。お金はかかりますが、「査定証」を取得することができ、これを買取業者に提示することで、公正な査定価格を元に交渉を進めることができます。修復歴の有無や、細かい車両の状態も正確に評価してもらえるため、買取価格の根拠を明確にしたい場合、より適切な金額で売却したいと考えている人は、利用を検討してみてください。

オークション相場をチェック

中古車は、多くの場合オートオークションで取引されており、買取業者はこのオークション相場を基に買取価格を決定しています。そのため、オークション相場を知ることができれば、よりリアルな買取価格の目安を把握できます。

オークション相場を調べる方法には以下のようなものがあります。

  1. 中古車オークション相場情報サイトを利用 「USSオークション」「TAAオークション」などの業者向けオークションの相場情報を提供するサイトがあり、会員登録すれば過去の落札価格を確認できます。また、「オークサポート」や「オークションワールド」などの一般向けサイトでは、オークション相場を参考にした買取相場を知ることができます。
  2. 買取業者にオークション相場を聞く 一部の買取業者では、オークションの取引データを基に買取価格を決めているため、「現在のオークション相場はどれくらいか」と直接聞くことで、ある程度の目安を把握することができます。
  3. オークション出品代行を利用 自分でオートオークションに出品する方法もあります。出品代行業者を利用すれば、買取業者を介さずにオークションに直接出品できるため、市場価格に近い価格で売却できる可能性があります。ただし、出品手数料や落札手数料がかかるため、事前にコストを確認しておくことが重要です。

車買取は早めの査定がオトク!

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ここまで車の買取先や買取額に影響する要素、適性相場の調べ方などについて紹介しました。車の買取額は1つの要素だけでなく、複数の要素が重なり合って算出されるものです。

また売却先によってもそれぞれに特徴があり、「売却後に車を再購入するかどうか」によっても選択肢があります。いずれにせよ車の売却を検討している場合は、早めの査定がおすすめです。

中古車の相場価格は日ごとに変化しており、少しずつ低下していると考えるべきでしょう。売却を決めたら、今回の記事を参考にして、まずは適正相場の調査から始めてみてください。

そして詳しい内容についてはぜひ「廃車ひきとり110番」にお声がけください!

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