自動車税の支払いは以前はコンビニか銀行窓口というのがオーソドックスでしたが、近年はクレジットカードやスマホ決済アプリでの支払いが可能になってきました。
支払方法はとても簡単
クレジットカード払いの場合
- 封筒の中に同封されている案内のQRコードを読み取るか、納付サイトを検索し、サイトにアクセス
- 注意事項などを確認して、チェック
- 納付番号、確認番号などを入力
- クレジットカード情報を入力
以上です。
スマホ決済アプリでの支払い(PayPayの場合)
- アプリをダウンロード
- 金額をチャージ
- 納付書のバーコードをスマホで読み取る
- 金額を確認し、支払う
以上です。
クレジットカード払いやスマホ決済アプリを利用した支払いのメリット
窓口支払いにはないメリットを見ていきましょう。
コンビニや銀行の窓口に行かなくてもその場で決済ができる
通常はまず現金を引き出して、窓口やレジで支払するという流れになります。自動車税は結構な金額になりますので、普段から相当額を持ち歩いていらっしゃる方は少数かと思います。従いまして、窓口払いの場合、現金を引き出す手間、それを支払う手間と時間がかかるほか、場合によりATMの出金手数料もかかってしまいます。
ポイントがたまる
クレジットカードやスマホ決済アプリを使用した場合、0.5%~1%程度の還元率に応じたポイントがたまります。必ず支払わないといけない公共料金でポイントがたまるのはお得ですよね。調べてみるとLINEPayでは2%還元を行っているようです。これはすごいです。
クレジットカード払いは損?スマホ決済アプリは得?
クレジットカード払いを選択すると、システム利用料として都道府県により330円(税込み)程度の料金が発生し、自動車税の納税額にプラスして決済することになります。従いまして、それ以上のポイント還元がない場合、金額だけをみると損ということになります。後から説明しますが、例えば、ポイント還元額が172円しかなければ、手数料のほうが高くなります。
一方、スマホ決済アプリを利用した納税だとシステム手数料はかかりません。自治体により使えるものはかぎられているもののPayPayやLINEPayは大体使えるようです。ポイントが丸々手に入る分、納税額によりましてはクレジットカード払いよりもお得と考えられます。
仮に1,000~1,500ccクラスの34,500円の納税額、システム使用料330円 だった場合を見てみましょう。
- 還元率1%のクレジットカードを利用
- 決済額:34,500円+330円(システム利用料)=計34,830円
- ポイント:34,830円×1%=348ポイント
- 1ポイント=1円換算として、48円分得する
一方、スマホ決済アプリですともう少しとお得になるようです。
- 還元率0.5%のスマホ決済アプリを利用
- 決済額:34,500円
- ポイント:34,500×0.5%=172ポイント
- 1ポイント=1円換算として、172円分得する
なお、参考までにPayPayの使える自治体は下記の通り(PayPayウェブサイトより)
いずれの場合も、あくまでも還元は現金ではなくポイントでの還元なのでせっかく貯めたポイントも使わないと意味がありません。
クレジットカード払いの欠点
クレジットカード払いはシステム利用料がかかる他、下記のようなデメリットもあります。
領収証書・納税証明書が発行されない
領収書等は発行されません。また、納税証明書についても送付されません。継続車検の際の納税確認は電子化されているので納税証明書は不要ですが、所有権解除の際に納税証明書が場合には、改めて自治体に納税署名所の交付を依頼しないといけません。また、納税後すぐに車検を受ける予定がある場合は、システムに反映されるまでのタイムラグがあり、納税確認までに3日~要しますので、その場合は領収印を押してもらえるコンビニ払いでないといけないということになります。
スマホ決済アプリ払いの欠点
つぎにスマホ決済アプリの欠点を見ていきましょう
領収証書・納税証明書が発行されない
クレジットカード払いの場合と同様、領収証書、納税証明書が発行されませんので、同様の注意が必要です。
決済できる金額に上限がある
支払い方法によっては一日に使用できる上限額が決まっており、税額のほうが少なくないと支払いすらできません。例えば、paypayでクレジットカードからのチャージのみで対応する場合はチャージできる金額が24時間で2万円なので、一度のチャージでは支払いしきれないことになります。
ほかの手段でチャージして使用すれば、上限額も大幅に増えるの問題ないのですが、チャージにもひと手間必要になるので、普段からスマホ決済アプリを使用されていない方はコンビニなどで支払ったほうが早いということも言えます。
まとめ
筆者は今年初めてクレジットカード払いをおこなってみました。とても簡単に終わりましたが、納税したのに例年のように領収書がないというのが落ち着きません。自治体の注意事項にも条幅して納付しないようにと書いてありましたので、確かに家族がまた気づいて勝手に納付しないように注意しておかないといけなそうです。
例えば”何月何日処理済”などとペンで書いておくとよいでしょう。