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車の雨漏りは何が原因?対策や業者で修理する方法について解説!

車の雨漏り

車に雨漏りが生じた場合は、どのように対策すべきなのでしょうか。また車が雨漏りしていることを放置してしまうと、どのような弊害があるのでしょう。本記事では雨漏りについて、その原因や対策方法、業者に依頼して修理する場合についての解説をします。雨漏りに悩む方は、参考にしてください。

車の雨漏りはなぜ起きる?

雨が降ると車の中がなぜか濡れている、天井からポタポタと水が垂れてくる…。これは車の雨漏りです。車であっても、住宅と同じように雨漏りを引き起こす可能性があります。では車の雨漏りがなぜ生じるのでしょうか。本章では、雨漏りの原因として「ボディの劣化」「衝撃による隙間」「部品の劣化」の3つについて紹介します。

ボディが劣化しているから

車に雨漏りが生じる原因として、まず考えられるのは「ボディの劣化」です。ボディ自体が劣化することによって、あらゆる部分に隙間が生じ、雨漏りを起こしてしまうのです。

天井部分から雨漏りをしている場合は、ドア部分から水滴が伝わっている場合と、天井そのものにヒビが入っている場合があります。長年使っている車に雨漏りがあった場合は、まずボディの劣化を疑ってください。

またボディが劣化していると、雨漏りを引き起こす他にも、車全体の強度が弱くなっている疑いもあります。

衝撃で隙間ができたから

長年使用していることによる劣化でなくても、衝撃によって隙間ができていれば、雨漏りが起こります。一見すると、あまり大きな損傷がみられない場合でも、気づかぬうちに隙間ができているかもしれません。過去に事故があった車などは、衝撃による隙間から雨漏りをしている可能性が高いでしょう。

しかし事故を起こしたことがなく、衝突に心当たりがない場合は、ボディ本体かパーツに原因があります。プロに見てもらうことで原因がわかるため、早めにメンテナンスを依頼しましょう。

パーツが劣化したから

ボディ全体でなくても、パーツが劣化していれば雨漏りをする可能性は十分に考えられます。特に注意したいのは開閉する頻度の高い、ドアやその周辺、後部座席、トランクなどです。

ドアやフロントガラスの縁には、固定のためにゴムやパッキンが用いられています。このゴム(またはパッキン)が劣化していると、雨漏りする可能性があります。

現在では、使用するゴムの性能が悪いということが減ったため、すぐに劣化してしまうケースは減りました。しかし「可能性がない」というわけではないため、しっかりと確認しておきましょう。

雨漏りを放置するとどうなるの?

隙間やヒビが小さければ、原因箇所を簡単に塞げるため、すぐに雨漏りを解消できます。また場所によっては、雨漏りがそこまで気にならないという方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、だからといってしっかりと修理せず、雨漏りを放置してしまうのは、非常に危険です。先ほど説明したように、雨漏りによって車そのものの強度が落ちる可能性があります。車の大部分は鉄でできているため、水分を放置すればサビが生じます。またカビが発生する原因にもなり、これらのトラブルが結果として車体を弱くしてしまいます。

万が一事故に遭ったときに備えて、雨漏りのような小さな不具合でも、しっかりと対処しましょう。

セルフでできる雨漏り対策

雨漏りに気づいて、業者へ修理を依頼しても、即日対応してもらえるとは限りません。場合によってはしばらくの間、雨漏りが生じた状態で車を運転しなければならないケースもあります。そんな時は、セルフでできる「応急処置」をしておくと、被害の拡大を防ぐことができます。本章では、セルフで雨漏りの処置をする方法を解説するので、参考にしてください。

問題箇所を塞ぐ

まずは、問題箇所を特定します。前述したように、ドアやその周辺、後部座席、トランクなどは、問題箇所となりやすいため、まずはその辺りから確認してください。そのうえで雨漏りによるサビやカビの繁殖を、できるだけ抑えられるよう、すぐに問題箇所を塞ぎましょう。

最も簡単にできる応急処置としては、新聞紙を活用する方法がおすすめです。内側に新聞紙を貼ることで、水分を吸収してくれます。また原因箇所がひと目でわかるため、後日、修理を依頼する際もスムーズです。

対策グッズを活用する

車の雨漏りへの対策として使えるグッズは、数多く販売されています。例えば、コーキング剤や防水テープなどです。しかし、注意したいのは、問題箇所ごとに製品がある点です。どこから雨漏りが生じているのか、しっかりと把握したうえで、適したアイテムを購入してください。

また製品によっては、使い方にちょっとしたコツが必要なものもあるため、使用方法はしっかりと確認してから購入しましょう。

応急処置で防水テープを使う

先ほども登場した「防水テープ」は、応急処置としてかなり万能なアイテムといえます。ポリエチレンフィルムでカバーされた製品は、防止性が高く、雨漏りによる被害を抑えてくれます。防水テープを使用する際は、以下の方法に沿ってください。

  1. 問題箇所やその周辺を掃除する。
  2. テープにシワが生じないよう、しっかりと伸ばす
  3. 空気が入らないように注意して貼り付ける

カーブしている部分は、空気が入ったり、テープにシワができてしまったりすることが多いため、慎重にゆっくりと貼っていきましょう。

コーキング剤を使う

パッキン部分の劣化(破損)によって雨漏りしている場合は、コーキング剤がおすすめです。製品を選ぶ際は、接着剤の粘度や硬化後の固さ、ゴムのような柔軟性を重視すると、効果的なアイテムを見つけることができます。

コーキング剤についての詳しい使用方法は、以下を参考にしてください。

  1. 問題箇所やその周辺を掃除する
  2. コーキング部分にマスキングテープを貼る
  3. ヘラを使って、コーキング剤を均一に塗る
  4. 乾いたら完了

セルフでできるのはあくまでも応急処置!

ここまで、セルフでできる雨漏りの応急処置方法について解説しました。繰り返し「応急処置」と説明しているように、ここまでに紹介した方法は、あくまで一時的な対処法にすぎません。

つまり、根本的な修正にはならないということです。すぐに修理へ持っていくことができない場合には、これらの方法が有効です。しかし、応急処置をしたあとには、しっかり修理を依頼しましょう。

業者に修理を依頼する場合は?

しっかりと車の雨漏りを修理するならば、専門業者へ依頼しなければなりません。もちろん、修理には相応の費用がかかり、その金額は車の状態によって大きく差があります。本章では業者に依頼して、車の雨漏りを修理する際の費用や保証期間、修理費が高額な場合について解説します。くれぐれも応急処置をしたまま、放置してしまわないように注意してください。

修理にかかる費用

車が雨漏りしていることに気がついたら、すぐに修理を依頼しましょう。専門業者に依頼して雨漏りの修理をする場合の費用は、1万円前後で済むこともあれば、数十万円ほどになってしまうこともあります。

またゴムやパッキンなどの劣化によって、雨漏りが生じている場合は、部品の交換費用も必要です。複数の業者で見積もり依頼をしてもらうと良いでしょう。

修理の保証期間

購入してから、あまり時間が経っていないにも関わらず、車に雨漏りが生じている場合は、すぐに購入した店舗に連絡しましょう。場合によっては修理の保証期間内であり、無償で直すことができます。

新車を購入した場合は、保証期間が3年前後であるケースがよく見られます。購入から3年が経過していない車の場合は、すぐに購入元でメンテナンスをしてもらいましょう。

あまりにも高額な場合は買い替えも検討

前述したように、雨漏りの修理は程度によって費用に大きな開きがあります。1万円前後で修理ができる場合は良いですが、劣化や雨漏りの程度が深刻であれば数十万円から、高ければ百万円近くなってしまう可能性もあります。

また、傷の具合や問題箇所の大きさによっては、かなり修理が難しいケースもあります。そのような場合は、思い切って車を買い替えてしまうのも手です。

車の雨漏りはすぐに修理しよう!

車に雨漏りが生じた場合について、その原因や放置した結果、セルフでできる応急処置の方法、業者に修理を依頼する場合の費用について解説しました。対策グッズを用いて、セルフでできる処置は、あくまでも応急処置です。根本からしっかりと修理するには、やはり業者へ依頼するのが確実です。あまりにも修理費が高額になる場合は、思い切って廃車にしてしまうのも手です。

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