車を擦ってしまうと、修復の方法やかかる費用など考えなくてはならないことが増えます。とはいえまずすべきことやその理由、判断基準くらいは、そのような事態になる前にしっかり備えておきたいものです。
この記事では、車を擦った直後の確認すべきポイントと修復、対処の注意点を解説します。
擦った傷ができてしまう原因
仕事やプライベートで車に乗った後、ふと見るとボディに擦ったような傷をみつけることがあります。「ただ普通に運転しているだけなのにどうして?」と不思議に思うかもしれませんが、ひょっとすると次のような原因のせいかもしれません。
ここでは車に擦った傷がついてしまう代表的な原因を4つ紹介します。
狭い道での走行
最も車を擦りやすいのは、おそらく狭い道での走行です。古い住宅街などは塀が高い割に道路が狭いことも多く、十分な余裕がないのに左右へ90度曲がらなくてはならない場合も少なくありません。
また道路にある電柱や塀に接触しないようなギリギリのハンドル捌きも必要です。場合によっては音もしない、しかしくっきりと傷がつくくらい接触することもあるでしょう。
狭い道での走行では、バンパーの四角や左右のドアに擦り傷がつきやすいといえます。
縁石や段差への乗り上げ
道路と駐車場、建物の間の通行では、歩道などの縁石や段差を乗り越えるとき、バンパーやボディの下側を傷つけてしまうことがあります。
平坦だと思っていたらちょうど真下に縁石があった、また段差がない出入り口と思っていたのに段差があったなどと気づくのは、基本的に擦る際の異音がしたときです。傷つくくらいで乗り越えられればまだよいですが、乗り越えきれずにタイヤが浮いてしまい、立ち往生してしまうこともあります。
また、乗り越えるとき小石を巻き上げるとつきやすいのが、タイヤ周りの傷です。これらの傷がついてしまうときは、主に走行する先に対する注意不足です。運転するとき、とくに車を発進させるときは、周囲に十分注意する必要があります。
走行中の飛び石や落下物
道路には砂や砂利だけでなくアスファルトやコンクリートのかけら、木箱やダンボールといった落下物、ゴミ、虫や鳥など実にさまざまなものが落ちています。これらは上を車が通ることで思わぬことを起こしてしまうため注意が必要です。
車が走行するとこれらの一部は舞ったり飛ばされたりして宙に浮き、近くの車や建物に衝突してへこみや欠け、傷を作ってしまいます。これを防ぐには、車は異物に触れないよううまくかわすしかありません。
とくに大型車が異物をはねると、その威力から窓ガラスを割ったり、人にあたれば大ケガさせてしまったりする可能性があります。運転するときは、周囲に対しても注意する必要があるのです。
駐車中
車の擦り傷は、なにも走行中だけにつくわけではありません。駐車しているだけでも、近くを通る車や自転車が接触し、傷をつけてしまうことはあり得ます。場合によっては歩行者でも、手に下げた袋の中の缶やビンをぶつけ、へこみを作ってしまうこともあるでしょう。
またなかには、八つ当たりや憂さ晴らしのために、金属の棒や刃物などを使ってわざとボディに傷をつけるような人もいます。むやみに人を疑うことは避けるべきですが、あまりに頻発するようなら、監視カメラなどを使って確認した方がよいかもしれません。
車を擦った際に確認すべき3つのポイント
車を擦った際に確認すべきポイントは、「いつどこで車を擦ったのかを確認すること」、「状況次第では警察や保険会社に連絡すること」、「修理の必要性を判断すること」の3つです。
車を擦った場合、適切に対処しなければトラブルや当て逃げとして罪に問われるケースもあるからです。ここでは車を擦った際に確認すべきポイントについて、その内容を詳しく紹介します。
1.いつどこで車を擦ったのかを確認
車を擦った際は、接触した日時と場所を確認してください。自宅の車庫など自身が所有している敷地内で擦った場合には問題ありません。
しかし、他人が所有している車や家の外壁、公共設備などで擦ってしまった場合は、トラブルに発展したり当て逃げとして罪に問われたりする場合もあります。トラブル回避のためにも、車をいつどこで擦ったかを記録したうえで、適切に対処しましょう。
2.状況次第では警察や保険会社に連絡
前述のとおり、他人が所有している車や家の外壁、公共設備などに接触した場合は自身の車だけでなく擦った箇所や相手の車も損傷している可能性があります。他人を巻き込んでしまった場合、個人的な問題として片付けられません。
当て逃げとして扱われないためにも、速やかに警察や保険会社に状況を連絡して、然るべき対応を取ることが大切です。
3.修理の必要性を判断
擦った日時や場所の確認や警察への連絡が終了したら車の擦り具合などを確認し、修理の必要性を判断します。少し擦った程度では、修理に出さないという人も多いでしょう。
しかし、塗装が剥がれた部分を放置するとサビが発生してしまう可能性があります。サビの腐食が深刻化すると塗装剥がれ、腐食穴になってしまう可能性があるため、早めの修理をオススメします。自分で判断することが難しい場合は、業者に見てもらって修理の可否を判断してもらってください。
車を擦った際に警察への届け出は必要?
車を擦っただけでも警察への届け出は必要です。他人を巻き込んだ場合はもちろん、他人を巻き込んでいない自損事故であっても例外ではありません。
他人を巻き込んだわけでもないのに、なぜ届け出が必要か気になる方も多いでしょう。ここでは自損事故でも届け出が必要な理由や、違反点数の加点や罰金について説明します。交通事故証明書についても詳しく解説するので参考にしてください。
自損事故でも届け出は必須
自損事故は物損事故の一種で、他人を巻き込んでいない交通事故のことです。ガードレールや電柱で擦った場合や自宅の車庫へ駐車しようとして倉庫に突っ込んだ場合などは、自損事故に該当します。
他人を巻き込んでいないため、そのまま走り去る人も多いですが、自損事故も交通事故であり、警察への届け出は必須です。道路交通法第72条にも警察への報告義務が規定されています。接触してしまったら事故現場で警察に連絡して事故の場所と日時、損害物の有無と損害の程度、自損事故現場での安全確認措置の3点を伝えてください。
自損事故の場合、違反点数の加点や罰金は無い
事故を起こした場合に気になるのは、違反点数の加点や罰金です。自損事故の場合は処罰対象にならず、違反点数の加点や罰金はありません。しかし違反点数の加点や罰金が無いのは警察に届け出た場合のみです。
届け出なかった場合は当て逃げとなり、検挙されれば罰金や違反点数の加点対象になります。自損事故の大小は関係なく、必ず警察に届け出を行いましょう。
「交通事故証明書」の取得も警察への届け出が条件
「交通事故証明書」は交通事故を証明するための公的書類で、保険金を請求する際に必要です。任意保険加入者であれば保険会社が契約者を代行して取得してくれますが、警察へ事故を届け出ていないと交通事故証明書を取得できません。
無用なトラブルを避けてスムーズに保険金を受け取るためにも、警察への届け出は必ず行ってください。
擦った傷は放置してもよい?
車の擦った傷は、見た目が悪く目立つだけでなくボディ自体の劣化を早めてしまうため、放置しないで、できるだけ早くなんらかの対処をするのがオススメです。
ボディの塗装には、デザインとしてだけでなく金属部分を水や汚れから守り、劣化を食い止める役割があります。傷となった塗装の剥がれやサビが周囲に広がり、他のパーツにおよべば余計な修理費用が増えてしまいかねません。
これは樹脂製のバンパーでも同じです。バンパーだけの傷なら確かにサビることはありませんが、バンパーがフォグランプなど別のパーツと一体化していると、同じように修理費用が増えてしまう可能性があります。割れていればバンパーを支える金具が劣化し、より大きなパーツを交換することになるかもしれません。
廃車にするのならともかく、これからも乗るのなら、擦った傷も放置せず早めに修理しておきたいものです。
擦った傷も車両保険で補償される?
擦った傷を修理しようとすれば、少なからず手間や費用がかかります。業者に依頼して見積もってもらったら、思った以上の高額な修理費用になったためどうしようか悩んでしまうかもしれません。
そのようなとき頼りになるのが自動車保険に含まれる車両保険です。ここでは擦った傷の柳里に車両保険が適用できるのか、また適用して修理するとどうなるかを解説します。
一部の自動車保険では補償されない
自動車保険に加入していても、一部の保険では適用されず補償されないため注意が必要です。自動車保険は現在、大きく一般型とエコノミー型の2つに分けられます。このうちエコノミー型は、保険料が安い代わりに自損事故や当て逃げ被害、自転車との接触などによる損傷の修理には保険が適用されません。
擦った傷の修理も、状態によっては高額な修理費用がかかります。このような事態にもきちんと備えるなら、加入するのは一般型の自動車保険がオススメです。
車両保険を使うと保険料が上がる
擦った傷の修理に適用されるのは、通常自動車保険の中の車両保険です。車両保険は、車本体に被った損害を補償します。
保険料は等級制をとっており、初めての加入では6または7等級とされ、保険の適用がなければ1年ごとに8等級、9等級と等級が上がるしくみです。しかし保険を適用すると等級は下がり保険料も上がります。
擦った傷の修理費用として受け取るお金も保険金です。保険料は下がる等級に見合った金額に上がってしまいます。
原則として3等級ダウン
擦っただけの事故は通常、自損事故に分類されます。自損事故は単独事故ともいい、他の車や人、ものに損害を与えない事故です。
自損事故に保険を適用すると、修理費用はまかなえますが1事故につき翌年の保険等級は3等級ダウンし、保険料も上がります。以降、保険を適用しなければ元の等級に戻るのは3年後です。その間、「事故あり」契約者となるため保険料の割引率が下がり、支払う金額は上がります。
ここで注意したいのは、擦った傷の修理費用の金額と、3等級ダウンして以降の保険料負担増の金額との関係です。修理費用の金額が負担増より高ければメリットがあります。しかし負担増の方が高ければ、保険を使うと出費が増えるだけです。
保険を適用するかどうかは、総合的に見てどちらが安く済むかを考えて判断するとよいでしょう。
飛来物との衝突やいたずらなら1等級ダウン
事故の中でも次のような原因であれば、下がる等級は1等級ですみます。
- 飛来物との衝突
- 火災や爆発
- 台風や竜巻、洪水、高潮などの災害
- 落書きやいたずらによる傷や窓ガラスの破損
- 盗難
保険等級が1等級ダウンですむため保険料のアップも比較的少額です。とはいえ1年間は「事故あり」契約者となるため同じ等級・同じ契約内容の他の契約者より保険料は上がります。
免責金額にも注意
免責金額とは、被った損害額のうち自分で負担する金額をいいます。たとえば20万円の損害を被ったとき、免責金額が5万円に設定されていれば、受け取れる保険金は満額で15万円です。ただこれはあくまで1回目の自己での例で、2回目以降は免責金額が上がります。
もし擦った傷の修理に4万円かかるとき、免責金額が5万円に設定されていれば保険金は受け取れません。補償の対象金額が自動的に損害額5万円以上となってしまうためです。
免責金額を設定すると、それだけ支払う保険金が減るため保険料を安く抑えるというメリットがあります。加入する保険を検討するとき、免責金額を設定するかどうか、設定するとしたらいくらにするかは難しいところです。そのときは、万が一のとき家計からいくらまでカバーできるかを基準にしてみましょう。
擦った傷を自分で修復する方法
もし免責金額が設定されている、または保険料を上げたくない、修理費用が出せないと言った状況なら、擦った傷を自分で修復することも検討する価値があります。擦った傷であり得るのは大きく分けると傷ついている場合とへこんでいる場合の2つです。
ここではこれら2つの方法を、簡単に解説します。
傷の修復方法
ボディのへこみがない、傷の修復にはコンパウンド、いわゆる研磨剤を使うのがオススメです。コンパウンドは簡単にいうと、傷の周辺を研磨する=削ることで平らにし、傷を修復します。修復の手順は次の通りです。
- 傷と傷の周辺の汚れを落とす
- マイクロファイバータオルなどにコンパウンドを少量つけて傷と並行に周辺まで磨く
- 傷にコンパウンドがなじんだら縦だけでなく横方向も織り交ぜて磨く
- 傷が目立たなくなったらコンパウンドを拭き上げる
この後、研磨した部分を必要に応じて塗装します。
コンパウンドによる修復のコツは、一気に削るのではなく少しずつ根気よく削ることです。力を入れすぎるとボディがへこんでしまうため、ある程度時間をかけてじっくり研磨する必要があります。
へこみの修復方法
へこんだ傷の修復には、コンパウンドに加えてパテも使います。
- へこみと周辺の汚れを落とし、パテがなじむよう塗装の油分を取る
- へこみが目立たなくなるようパテで埋め、約20分ほど乾燥させる
- パテの盛り上がった部分を周辺になじむよう研磨する
- もう一度油分を取ってふき上げる
あとは研磨したところを下地から塗装するだけです。へこみの修復はDIYの経験がないと難易度は高いといえます。自信がない場合はムリをせず、プロに任せるのがオススメです。
自分で修復する場合のリスク
車の擦り傷を自分で修理する際の注意点は、症状が余計にひどくなるケースがあることと車検の基準を満たしていない可能性があることの2つです。車の擦り傷はカーディーラー、カーショップ、塗装業者に依頼できますが、小さな擦り傷であれば、修理費用をかけずに自分で修理するという方法もあります。ただし、素人が自分で修理をすると症状が余計にひどくなり、想定外の事態になりかねません。
自分で修理して状況を悪化させないように、ここでは車の擦り傷を自分で修理する際の注意点を詳しく紹介します。
状態がかえって悪化してしまうリスク
車の擦り傷を自分で修理すると余計に傷がひどくなり、症状を悪化させてしまうケースがあります。症状が余計にひどくなった状態で業者に修理を依頼すると、度合いによっては修理費用が増大してしまうので注意してください。
また、見栄えも非常に悪くなりがちなので、塗装などに関し技術や知識が無い場合は、プロに修理依頼するほうが無難です。
車検の基準を満たさなくなるリスク
自分で修理をしたとしても、車検に通らない可能性があることにも注意が必要です。素人の目には修理できているように見えても、プロが検査すれば不十分だと判断されることもあります。車検の基準を満たしていない場合は、追加で修理の費用が発生する場合もあります。不要な修理費用を払わないためにも、安易に自分で修理しようとせずにまずはプロに相談してみましょう。
車の擦った傷はプロに依頼するのがオススメ
車を擦ってしまってプロに修理を依頼することにしたときに、修理を依頼できる場所はカーディーラー、カーショップ、鈑金塗装業者の3つです。それぞれの依頼先にメリットはありますが、デメリットもあります。ここでは車を擦ったときの3つの依頼先について解説します。どこに修理を依頼しようか迷っている方は参考にしてください。
1.新車ディーラー、中古車販売店
ディーラ・中古車販売店とも自社鈑金等塗装工場がない場合、業者に外注する形となります。仲介に入った場合は仲介手数料が発生するため高くなりそうですが、そうとばかりは言い切れません。なぜなら、大手であれば下請け工場へ業者価格での発注となるためです。また、品質に関しても外注している分、しっかり対応してくれるでしょう。代車を貸してもらえるなどの利点もあります。
部品に関しては、新車ディーラーで純正の新品パーツを使用した場合、中古パーツや社外品などを使用する場合と比べ割高です。
ただし、中古車販売店などであれば社外部品や中古パーツも対応してくれます。
2.カー用品店、ガソリンスタンド
大手のカー用品店であれば、ある程度相場が決まっているので、店舗ごとに修理費用が変動せず安心して依頼できます。ほぼ、鈑金塗装業者へ外注となります。ガソリンスタンドでも鈑金修理を受け付けているところもありますが、ほぼ外注といえるでしょう。
3.鈑金塗装業者
鈑金塗装業者へ修理を依頼する場合、修理担当者が見積もりしてくれることも多く、修理や交換の判断をその場で下してくれます。カーディーラーのように仲介手数料も発生せず、相談もしやすいので、程度によっては修理費用をおさえやすいです。
ただし、業者によって料金に差があり、小規模な企業や個人経営での業者の場合は担当者の技術力によって、修理後のクオリティに差が出やすいこともあります。初めて依頼する場合は、修理の質や評判などを確認してから依頼する業者を決めたいものです。
フランチャイズ展開している鈑金ブランドもありますので、価格が不安であればそのようなところに相談するのもよいでしょう。たとえば全国展開しているものに「カーコンビニ倶楽部」「カーリペア」「モドーリー」「ピッカーズ」などがあります。
4つの部品に関する修理の費用相場
ここでは参考までにドア、バンパー、フェンダー、リアゲートの4部品について、修正費用の相場を紹介します。
ドアやバンパー、車の側面に設置されているフェンダー、車の後方に設置された扉であるリアゲートの4部品は傷がつきやすい部分です。車を擦ってしまって修理に出す前に、どれくらいの修理費用となるのか相場を理解しておきましょう。(参考:カーコンビニ倶楽部)
1.ドア小傷で「3万円~6万円」
枝や飛び石などで細かい傷がつきやすいドアの修理費用は、傷の大きさによって違いがあるものの手のひらサイズで3万円~6万円程度が相場です。修理ではドアガラや内装樹脂パーツの脱着に工数がかかるという特徴があります。
2.バンパー「1万円~3万円」
バンパーの修理費用の相場は、パーツの取り外し・交換を含め、フロント、リアのどちらも手のひらほどのへこみや傷で1万円~3万円ほどです。
それ以上の大きさのへこみや傷、パーツの歪みとなると3万円~5万円ほどはかかります。
バンパーに付属したカメラやセンサーなどの部品の交換が必要な場合は、さらに費用は高くなるので覚えておいてください。
3.フェンダー「3万円~5万円」
フェンダーは、車の側面に取り付けられているパーツで、擦り傷がつきやすい部分の1つです。手のひらほどの小さな擦り傷でも3万円~5万円ほど修理費用がかかります。
フェンダーはボルトではなく溶接で取り付けられているため、交換を要するほどの傷であれば交換費用が高くなる傾向にあります。
4.リアゲート「1万円~5万円」
リアゲートとは車の後方に設置された扉のことで、バック運転時や扉の開閉、荷物の搬入時に傷つけやすい部分です。リアゲートの修理費用相場は1万円~5万円ほどとされています。
中古部品を使うという方法もある
一から修理をしようとすると擦った範囲が広い場合、割高になることが予想できます。その場合は、ほかの廃車や事故車から取り外された中古部品を利用するのも一手です。修理する際に中古部品も一緒に探してもらいましょう。
ただし、中古部品は新品とは異なり使用感もありますし、色や年式によっては在庫自体がないこともあります。たとえば、助手席側はよく擦るので、運転席側のドアやフェンダーとくらべ、中古部品としての生産がすくない上、需要は多く、在庫のない可能性が高い、もしくは販売単価が高くなります。
しかし、新品に比べ反駁以下の価格なので、検討項目に入れない手はありません。ヤフーなどのネットショップや自動車解体工場へ自分で問い合わせることもできますが、修理窓口経由で確認してもらえます。
まとめ
車を運転している以上、車を擦ってしまう可能性は誰でもあります。大切なのは車を擦った後にどのような対応を取るかです。
他人を巻き込んでいない自損事故だったとしても交通事故であることに変わりはありません。警察に届け出ていれば問題ありませんが、届け出ずに後から検挙されてしまうと当て逃げとして罰金や違反点数が加点されてしまうので注意が必要です。後からトラブルに発展しないように車の擦った場所を確認したうえで、警察や保険会社に連絡を行い、車の擦り具合と修理可否の判断をしましょう。
基本的に手のひら程度の浅い傷であれば、修理費用はそこまで高くありません。しかし、擦った部分や依頼する修理業者によって修理費用は変動するので、しっかりと見積もりを取って確認することが大切です。万が一、傷の度合いがひどく、修理を諦めて廃車を検討されている場合はぜひ「廃車ひきとり110番」の買取査定をご利用ください。