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軽自動車の寿命を伸ばす6つのコツを紹介!走行距離の目安や何年乗れるか解説

軽自動車の寿命を伸ばす6つのコツを紹介!走行距離の目安や何年乗れるか解説

軽自動車には寿命があります。しかし、寿命自体は日々のメンテナンスや走行方法などによって変化するものです。

そこで、本記事では軽自動車の寿命を伸ばすためのコツを6つ紹介します。また、寿命が近い軽自動車に見られる特徴も理解して、異常の察知に活かしてみてください。

軽自動車における寿命の概要

軽自動車における寿命の概要

車体やエンジン、足回りなど車の主要となる部品はもちろん、耐久性・信頼性ともに現代の車は進化を続けています。よって、すべての車が新車から一定期間で必ずしも寿命が訪れるわけではありません。

そこで、軽自動車における寿命について知るためにも「車の寿命の目安」や「実際の平均使用年数」などについて解説していきます。

車の寿命は10年走行距離10万kmが目安

車の寿命は10年、走行距離10万kmが目安と一般的にはいわれています。なお、軽自動車における寿命は一般車の「70%程度」となり、製造から7年かつ走行7万kmが目安です。

ただし、製造から7年かつ走行7万kmを迎えたからといって必ず故障するというものではありません。しかし、ランニングコストやメンテナンス頻度を考えた場合、実際は車を買い替えたほうがよいケースもあります。また、寿命だけでなく税金の面も考えて買い替え時期を検討しなければなりません。

実際の平均使用年数は約14年

前述したように、車の寿命は10年が目安とされてきました。しかし、2021年に一般財団法人自動車検査登録情報協会が発表した「車種別の平均使用年数推移表」を参考にすると、普通乗用車、小型乗用車ともに「13.87年」と記載があります。

なお、2011年では普通乗用車は「12.74年」、小型乗用車は「12.23年」でした。この10年の間に約1年の平均使用年数が伸びていることがわかります。その背景には、メーカーの技術革新や向上による耐用年数が向上が大きな要因として考えられるでしょう。

参考:わが国の自動車保有動向

寿命が近い軽自動車に見られる4つの特徴

寿命が近い軽自動車に見られる4つの特徴

ここでは、寿命が近い軽自動車に見られる4つの特徴を紹介します。

  • タイミングベルトの断裂
  • 故障の発生
  • 燃費性能の低下
  • パーツやボディからの異音

基本的に自動車の寿命は「走行距離」と「使用年数」から判断されます。乗り出し年数から時間が経っていても「走行距離が短いから大丈夫」とは一概にはいえません。

例えば、走行距離が短くても長期間乗らないまま放置されていれば、内部劣化が進行する場合もあります。距離・年数のいずれかだけで安易に判断せず、車ごとに実際の状態をチェックして、総合的に寿命を見極めるようにしましょう。

タイミングベルトの断裂

タイミングベルトとは、エンジン内部の「カムシャフト」「クランクシャフト」を連結する部品です。エンジンのタイミングを各部品に連動させる働きがあり、車が走行するのに重要な役目を果たしています。

タイミングベルトの寿命は約10年とされており、走行中にタイミングベルトが切れるとエンジンに重大な損傷を与える可能性があります。また、タイミングベルトが劣化している状態であれば他の部品も劣化が進んでいるケースが多く、寿命が近づいていると判断できるでしょう。

ただし、最近の車はタイミングチェーンを使用しているのが一般的です。樹脂製のタイミングベルトに比べ、タイミングチェーンの耐久性は大幅に向上しています。

きちんと整備をしていれば、30万km程度まで交換の必要がないとされるほどです。タイミングチェーンとタイミングベルトを見分けるには、車検証かボンネットの裏にあるステッカーで原動機の型式を確認し、インターネットで「〇〇 原動機の型式 タイミングチェーン」などで調べてみましょう。

度重なる故障の発生

度重なる故障の発生は、車の寿命が近づいていると判断できる特徴の1つです。短いスパンで故障が発生し続けるのは、車を構成する部品が徐々に寿命に近づきつつあると考えられます。

例えば、電気を漏電を修理したのに、今度はラジエターの液漏れが発生してきた、センサー系も調子が悪いなど複数の故障が同時に発生する可能性もあります。

センサー以外にもゴムや樹脂から作られた部品などが多く存在します。センサーやゴム・樹脂から作られた部品の劣化や故障が発生した場合、時を同じくして他の部品も劣化が起きやすいと考えられます。これらの部品は安全な走行に重要な役割を果たすため、劣化したまま車を乗り続けるのは大変危険です。

燃費効率の低下

燃費効率の低下も寿命が近い車の特徴です。一般的に、燃費効率の低下は消耗部品やオイル交換をすると改善できる場合がほとんどです。

しかし、燃費低下を感じて整備や点検修理しても、燃費効率の低下が繰り返されるようであれば、寿命が近い可能性があるでしょう。また、元の状態に戻すために部品交換や修理しても、改善できる保証はありません。場合によっては、買い替えの方が安価になる場合も考えられます。

ただし、本体部分には問題がないものの、タイヤの空気圧の低下によって燃費効率が低下しているケースも少なくありません。タイヤの空気圧が低いと、その分地面に接するタイヤの面積が増加し摩擦抵抗が大きくなります。

その結果として、車を前進させるパワーが余計に必要になり、燃費が悪くなっている可能性もあるのです。燃費効率の低下を感じた際は、まずタイヤの状況を確認ケしてみてください。

パーツやボディからの異音

各パーツや軽自動車のボディから聞こえてくる異音も寿命の目安です。運転時にさまざまな箇所から異音が聞こえるようになった場合は、注意してください。

異音のタイプはさまざまですが、走行中の段差を乗り越えたときの異音は足回りにダメージがあるサインの1つです。また、アイドリング時に聞こえてくる異音はエンジンの寿命が近い可能性があります。

これらの部分の修理は高額になりがちです。

いずれの場合もエンジンをかけた状態での乗車前や走行直後に耳を傾けてみてください。異音が発生して修理会社に修理を依頼する場合は「どんな音か?」「いつ聞こえるのか?」「どの箇所から発生しているか?」といった点を確認し、明確に伝えるようにしましょう。

原因がわからない、修理しても異音がなくならないなどの場合は乗り換えを検討したほうがよいかもしれません。

軽自動車の寿命を伸ばすためのコツは6つ

軽自動車の寿命を伸ばすためのコツは6つ

軽自動車の寿命を伸ばすためのコツは次の6つです。

  • 定期的にオイル交換を行う
  • エンジンに優しい運転を心がける
  • 定期的に洗車とワックス掛けを行う
  • 紫外線や雨風を防ぐ
  • ターボ車の場合は粘度の高いオイルを使用する
  • 消耗品の交換は定期的に行う

軽自動車の寿命を伸ばすには、こまめなメンテナンスや普段から注意が欠かせません。ここでは、それぞれのコツに関する内容を詳しくみていきましょう。

定期的にオイル交換を行う

定期的なオイル交換は、軽自動車の寿命を伸ばすために欠かせないメンテナンスの1つです。エンジンオイルはエンジン内部の金属部品同士の摩擦を軽減したり、スムーズに動作するように潤滑したりする役割があります。

走行時のエンジンに掛かる負担を抑えるには、エンジンオイルの定期的な交換は必須です。走行距離にかかわらず、エンジンオイルの交換は最低でも1年に1回は行いましょう。

また、走行した距離を目安とする場合、1万kmごとの交換をおすすめします。シビアコンディションといわれる乗り方をされる方は、5,000kmごとのこまめな交換がお勧めです。

エンジンに優しい運転を心がける

エンジンの寿命を伸ばすためには、エンジンに優しい運転を心掛けましょう。例えば、エンジン始動後すぐに発車すると車が十分に温まっておらず、エンジンにダメージを与える原因になります。

特に冬の寒い時期はエンジンやオイルが冷えきっていることが多く、暖機をしてからの走行がおすすめです。また、急発進・急ブレーキなどの急が付く運転はボディや駆動系に大きな負荷がかかり、劣化を早める恐れがあります。

緩やかな発進・停車を心掛け、軽自動車への負荷を軽減してみてください。

定期的に洗車とワックス掛けを行う

定期的な洗車とワックス掛けも寿命を伸ばすのに有効な手段です。自宅ではガレージに保管して雨風を当たらないようにしても、走行時には太陽からの紫外線を受けます。さらに、雨水や土埃などに晒される機会も少なくありません。

虫や鳥のフンも要注意です。つけたまま放置しておくと、その成分がボディの塗装を劣化させ、跡になって残りかねません。

スノーアクティビティや海に行った後も要注意です。塩水や融雪剤が下回りに付着したままだと、ボディや足回りなどのさび、腐食の原因となります。ボディの下回りも帰宅後すぐに洗車しましょう。

ボディが汚れたときはこまめな洗車を心掛け、定期的なワックス掛けで紫外線や雨水からボディを守りましょう。定期的な洗車は車のボディを保護するだけでなく、車を細部まで見る機会にもつながります。その結果として、車の小さな異常を発見できる可能性も高まるでしょう。

紫外線や雨風を防ぐ

できればカーポートなどで車を保管するとよいでしょう。紫外線や雨風を防ぎ、普段目に見えない内部のサビも予防できます。車の劣化は天候の影響を受けやすく、走行距離や使用年数以外にも寿命を縮めてしまう原因となるケースもありそうです。

また、紫外線や雨風は車の塗装の劣化にも大きく影響します。塗装の劣化が進むと、ボディの艶がなくなったり、塗装が焼けで凹凸になったりする可能性があります。

一度劣化した塗装を復活させるには、塗装業者に再塗装を依頼するほかありません。もちろん再塗装には、それなりの費用が生じます。

ターボ車の場合は粘度の高いオイルを使用する

軽自動車の中でもターボ車は走行性能が高く、人気があります。ただし、ターボ車は通常のエンジンと比べると燃焼のコントロールが難しく、エンジンへのダメージが蓄積しやすいとされています。

そこで、エンジンへのダメージを低減するためにも、ターボ車に乗っている場合は粘度の高いオイルを使用しましょう。ターボ車に粘度の高いオイルが必要な理由は、エンジンの「発熱量の高さ」にあります。通常のエンジンに比べて発熱量の高いターボ車のエンジンを保護するには、粘度の高いオイルによって耐熱性を上げなければなりません。

ただし、交換時は取扱説明書に推奨される粘度や種類の記載を確認した上で交換するようにしてください。最適なエンジンオイル選びやこまめなオイル交換がターボ車の寿命を大きく伸ばしてくれます。

消耗品の交換は定期的に行う

オイル以外にもゴム製品など様々なパーツが走行距離や年数によって交換推奨されています。車検などの際に勧められてもついつい金額を懸念して、車検に通るならと先延ばしにしがちです。

しかし、劣化した部分をそのまま使用していると、後から高額な修理に見舞われることも考えられます。

例えば、シャフトブーツの劣化をそのままにしたために、次の車検までにブーツが破れ、そこから異物が混入しジョイント部分を損傷する、ということもよく起こる例です。

もし、勧められた交換が本当に行うべきなのかどうかわからないときは、取扱説明書などで交換推奨時期を見たり、実際に劣化したゴム部分を目視させてもらい判断しましょう。

親切な車屋さんであれば、確認を求めれば見せてもらえるでしょう。

寿命が近いと感じた軽自動車の対処方法は3つ

寿命が近いと感じた軽自動車の対処方法は3つ

寿命が近いと感じたら皆さん考えられることは以下の3つだと思います。

  • 新しい車に乗り換える
  • 部品を交換して乗り続ける
  • 廃車にする

寿命が近いと感じたら、どのようにするか前もって検討しておきましょう。いざ、故障してからでは後手後手に回り、正しい判断ができない可能性もあります。

新しい車に乗り換える

今乗っている車を下取りや買取に出し、新しい車に乗り換えることで、寿命を感じた軽自動車の不具合を修理・交換するよりもトータル的にコストを抑えられる可能性があります。

なぜなら、修理しても短期間の内に次から次へと故障や修理箇所が発生すると、修理費用にどれくらいの金額が必要かはわからないからです。しかし、新しい車に乗り換えると修理の心配は少なくなります。

また、中古車の購入も1つの方法です。中古車販売店やディーラーで整備された上で納車されるため、故障のリスクを抑えることができます。

寿命を迎えた部品を交換して乗り続ける

寿命を迎えた部品を交換して、そのまま乗り続けるのも対処法の1つです。寿命のサインがあちこちに見え始めた軽自動車でも、できる限り乗り続けたいと考える人もいるでしょう。

不具合を起こしている部品を交換しながら今の車に乗り続けることも、もちろん可能です。数カ所程度の不具合を起こしている軽自動車であれば、ディーラーや整備工場で対応してもらえます。

しかし、あまりにも修理箇所が多い場合は多額の修理費用が掛かるため、廃車や買い替えをすすめられるケースが多いです。

廃車にする

寿命が近付いたと感じた軽自動車であっても、多くの場合は廃車になるまで乗り潰されます。なぜなら、もうすぐ寿命が訪れる車に修理費用を掛けるのがもったいないと思う人も多いからです。

また、可能な限り細かく修理しながら乗り潰して、最終的に廃車とする人もいるでしょう。いずれにせよ乗り潰したあとは、廃車にするほかありません。

廃車する際は、ディーラーや整備工場での手数料を必要とします。そんな場合は、車種や自走の可否を問わず買い取ってくれる廃車買取業者への相談がおすすめです。

新規登録から13年が経過すると税金がアップする

新規登録から13年が経過すると税金がアップする

最後に車の税金についても確認しておきましょう。軽自動車や普通自動車を問わず、車は新規登録してから13年を経過すると、自動車の排気量によって課税額が一律で高くなります。主な自動車税・重課税は次の通りです。

車種 税額(13年以下) 税額(13年以上)
軽自動車 10,800円 12,900
1000cc未満普通車 29,500円 33,900
1500cc未満普通車 34,500円 39,600

自動車税以外にも車検時に納付する自動車重量税も13年超、18年超で税額が大きく上がります。

つまり、メンテンスや税金などを総合的に見ると、日本では車を長く所有するほどに維持費が高くなります。この事実を踏まえ、乗り換えや廃車などを検討しなければなりません。

10年以上乗り続けると安全面にも不安が出始める

10年以上乗り続けると安全面にも不安が出始める

軽自動車は普通車よりも耐久性がやや劣ると考えられており、通常は12年または12万km程度で寿命を迎えるとされています。寿命を迎えると、一部の部品を交換してもすぐに別の部品が寿命を迎えるなどの問題が増えるかもしれません。

愛車を長く使用したい方やパーツの交換を最小限に抑えたい方には、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。定期的なメンテナンスを行うことで車を良好な状態に保ち、寿命を延ばせます。

パーツの耐久性は普通車より高くない

軽自動車は軽量な作りのため、そのパーツは普通車に比べて耐久性が劣る傾向にあります。より負荷に弱く、故障しやすいのです。その結果、価格も比較的下落しやすくなります。

軽自動車を長く使用するためには、普通車以上に安全運転に心を配り、パーツの摩耗を抑える必要があります。とくに早期に乗り換えるつもりがないのであれば、丁寧に扱いながら各部品の摩耗を最小限に抑え、下取り価格を少しでも高めにするよう心がけましょう。

ここまでで、愛車の金銭的価値について触れてきました。大切な愛車を手放すつもりなら、できるだけ適切なタイミングで買い替えたいと考える方もいるでしょう。そこで次に、車検の観点から買い替えのタイミングを考えてみましょう。

劣化した主要パーツの交換費用がかかる

消耗品としてのブレーキパッドやスパークプラグなどの交換は別としても、新車から数年経過しても、すぐに劣化するような主要パーツはほとんどありません。しかし車を寿命に近い年数まで使用し続けると、これらのパーツも劣化が進み、修理や交換が必要になることがあります。

ここでは、約10万km走行した段階で修理や交換が必要とされるパーツを紹介します。場合によっては、多額の修理費用が発生するかもしれないため、チェックしてください。

タイミングベルト

ほとんどの自動車メーカーは、タイミングベルトの交換を10万kmで推奨しています。タイミングベルトが走行中に切れると、ピストンとバルブが干渉し、エンジンが損傷してしまうおそれがあります。重大な事故が発生する恐れもあるため、非常に危険です。

しかしタイミングベルトの交換は技術的に難しく、一般的な車の知識だけでは対応できません。したがって、ディーラーや整備工場の専門家に交換を必ず依頼する必要があります。パーツの費用は高額でないものの、作業には手間がかかるため、車種によっては工賃が10万円になることもあります。

ショックアブソーバー

軽自動車が経年劣化すると、乗り心地を向上させるためにショックアブソーバーやスプリングの交換が必要となるでしょう。ショックアブソーバー劣化すると内部のオイル漏れにより走行安定性が低下します。

通常、おおよそ5万kmの走行後に交換しなければなりませんが、軽自動車の寿命である10万kmでも交換することになります。1本あたりの費用は約1万円前後で、4本の交換には約4万円かかります。工賃を含めると、総費用は約7万円前後になるでしょう。

ダイナモ(オルタネーター)

エンジンの動力によって発電し、バッテリーを充電したり、電装パーツに電力を供給したりするパーツであるオルタネーターは、別名ダイナモとも呼ばれます。一般的には約10万kmがオルタネーターの寿命です。

オルタネーターは高価な部品であり、価格は5万〜10万円になります。さらに、工賃が1万〜2万円程度追加されるため、修理にはかなりの費用がかかってしまうかもしれません。

ブレーキローター

ブレーキローターは円盤状のコンポーネントであり、ホイールと共に回転します。ブレーキキャリパーを介してブレーキパッドに挟まれることで、摩擦力を生み出して制動力を発揮するパーツです。走行条件によって劣化の速度は異なりますが、一般的には約10万kmごとに交換が必要とされます。

ドア周りや足回りなどのゴム

車のさまざまな箇所には、ドア周りのウェザーストリップや足回りのブッシュなど、ゴム製品が使用されています。長期間の使用により、これらのゴム製品も劣化が進むでしょう。ウェザーストリップが劣化すると雨水が浸入し、ブッシュが劣化すると乗り心地が悪化します。

これらのゴム製品は、一般的には約10年程度で劣化するため交換が必要です。年間1万km走行する車の場合、約10万km走行後に交換が推奨されます。

新しい車両と比べると安全機能が少ない

最近では、軽自動車においても衝突安全ボディは当たり前の装備となり、さらに最新の予防安全装備である自動ブレーキなどが一般的です。しかし、12年以上前の古い車両になると、エアバッグや安全ボディはまだとしても、自動ブレーキや誤発進抑制装置などの安全装備は装備されていないことが多いかもしれません。中古車を購入する際には、この点に十分な注意が必要です。

寿命の近い軽自動車を手放すか検討するタイミング

寿命の近い軽自動車を手放すか検討するタイミング

車を手放す一般的なタイミングは、2つあります。車検の前もしくは、車のメンテナンス費用と車の買い替え費用を比較し、後者の方が安く抑えられる場合です。

多くの人々は車検の期限が切れるタイミングで車を乗り換えますが、修理費用が高額な場合も車を手放すタイミングとしては適切です。本章では、車を手放すタイミングとして考えられる2パターンについて、解説していきます。

車検の前

車の買い替えタイミングを車検の観点から考えてみましょう。車検直前は車検費用を支払わずに車を売却できるため、買い替えに最適なタイミングです。

最初の車検は3年目に訪れますが、軽自動車の場合、2回目の車検からは2年ごとのスケジュールとなります。車の資産価値が5年で半減することを考慮すると、5年目の車検直前が最初の下取りタイミングとなるでしょう。

その後は7年目、9年目と2年ごとに同様のタイミングが訪れます。価値をできるだけ残して下取りを希望するのであれば、9年目の車検直前が最後のチャンスとなるでしょう。

買い替えに比べ修理費が高いと感じた時

状況によっては、エンジンを完全に交換する方が費用的には安くつくこともありますが、それでも相当な負担がかかり、車の買い替えを検討するかもしれません。ただし、きちんと修理をおこなえば、車を再び元気に走らせられます。この場合、修理費用を考慮すると「まだ乗り続けるべきか、それとも手放すべきか」という大きな悩みが生じるでしょう。

この点を考慮すると、国産車の場合は新車から約15年から20年、走行距離15万kmから20万kmを寿命とみなすのが適切です。一方、輸入車の場合は、維持にかかる費用が高くつくことは覚悟しなければならず、国産車のような明確な寿命は存在しません。

軽自動車も寿命が近いと価値に影響する

軽自動車も寿命が近いと価値に影響する

買い替えをおすすめする理由を、価格面から説明します。まず年月が経過するにつれて車の価値が下がってしまうものです。一般的に、車の価値は5年で半分になり、10年経つとほぼゼロと言われています。

さらに軽自動車の場合はパーツの耐久性が低いため、普通自動車と比較して価値がより早く減少するかもしれません。本章でこの2点について詳しく解説していきます。

5年で半額になり10年でほぼ無価値といわれている

車の価値は時間とともに減少し、下取り価格もすぐに下がっていきます。10年以上経過し、走行距離が5万km以上の車は、下取り価格がほぼつかないこともあるでしょう。したがって、買取価格の観点から言えば「10年が軽自動車を含む一般的な車の寿命」と言えます。

ただし、10年以上経過した車でも走行距離が4万km以下であれば、ある程度の価格がつくでしょう。

10年以上乗り続けた車は買い取ってもらえないことが多い

軽自動車は寿命が短いため、年式が古く走行距離も多い場合、下取り価格がつかないこともあります。機能的には問題なくまだまだ走行可能な車でも、軽自動車は一般的な普通車よりも、中古車としての価値が早く失われてしまいます。10年以上経過し、走行距離が5万km以上の場合、下取り価格は期待できないと考えてください。

軽自動車を売る際には、寿命を迎える前に売却することがおすすめです。人気のある車種の場合、走行距離が長くても相場に合った価格がつくことはあるものの、10年以上経過した車は買取業者でも売りにくくなります。

廃車にするなら「廃車ひきとり110番」に相談

廃車にするなら「廃車ひきとり110番」に相談

軽自動車は普通車に比べて寿命が短くなる傾向にあります。少しでも軽自動車の寿命を延ばすためには定期的にメンテナンスを行い、車の負担が少ない運転を心がけましょう。ただし、寿命が近い軽自動車に見られる特徴である「燃費効率の低下」や「度重なる故障の発生」などがある場合は、廃車も視野に入れてみてください。

もし廃車にするなら、手間も費用はできるだけ少なくしたいものです。廃車ひきとり110番では廃車手続きを代行するうえに、基本的にどんな車も買い取りいたします。

もちろん、査定や廃車手続きはもちろん、車の引き取りも原則無料です。日本全国どこでも対応しますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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