1. 廃車するときの豆知識

自動車リサイクル券とは?廃車時に必要な理由と確認方法を解説!

自動車リサイクル券

車検証フォルダの中にはいっているもののうち、車検証や自賠責保険の証明書は車検のたびに入れ替わるので皆さんご承知されているのですが、「自動車リサイクル券」はありますか?とお尋ねしますと「なにそれ?」という反応の方もたくさんいらっしいます。今回はリサイクル券について、廃車や車検の時に必要なものなのか?その意味は?という疑問にお答えします。

自動車のリサイクル券とは?費用の内訳や必要なシーンを解説

1. リサイクル券とは何?

1-1. 自動車リサイクル券とリサイクル預託金

自動車リサイクル券(家電のリサイクル券と区別するために「自動車リサイクル券」と書かせていただきます)は車両の廃棄にかかるリサイクル費用を事前に支払うことを証明するもので、ディーラーさんなどから発行されます。A4サイズより少し小さく、少しだけ厚めの用紙で薄い緑色をしているのが原本です。発行元は「公益財団法人 自動車リサイクル促進センター」というところです。車両の最後の処理段階で発生する環境負荷を軽減し、持続可能な社会の実現に貢献します。一方、リサイクル預託金は、車両購入時に支払われるお金で、将来的なリサイクルのために備えるものです。この制度は、車のライフサイクル全体を通じて環境への影響を最小限に抑えることを目的としています。

「自動車リサイクル料金」とは自動車を解体や破砕(資源に分け素材化したもの)の後に残るゴミ(専門用語でシュレッダーダストと呼ばれます)とエアバッグ類(エアバッグのほか、シートベルトプリテンショナー)の処理とリサイクルとエアコンに使用されているエアコンガスの破壊のために必要な費用、そして自動車リサイクルシステムというものを運営していくための費用になります。「自動車リサイクル法」において、自動車の廃棄時の最終所有者は「排出者責任」としてその費用の「一部」の支払い義務が課されています。家電リサイクルやその他廃棄時においては、廃棄する際に支払うものですが、自動車リサイクル料金は「新車購入時に支払うもの」と決められています。もっとも自動車リサイクル法施行時はまだ自動車リサイクル料金を預託済であった車両はないので、継続車検時に収めるか、また廃車時に最終所有者が支払うという形になっていました。今ではほとんどの車が自動車リサイクル料金預託済になっていますが、まれに中古車で長期放置車や車検時の預託漏れなどからまだ預託されていない車両も見うけられます。

2. リサイクル券の内訳

リサイクル券の内訳には、シュレッダーダストやフロン類の処理費用が含まれており、これらは環境保護において非常に重要な役割を果たします。シュレッダーダストは、車の金属部分を破砕した後の非金属部分で、リサイクルが難しいため特別な処理が必要です。また、フロン類はオゾン層に悪影響を及ぼすため、適切な回収と処理が求められ、これらの費用はリサイクル券に含まれています。さらに、リサイクル券にはエアバッグなどの部品の処理費用も含まれ、これらの部品が適切に処理されることで、車両のリサイクルがより持続可能になります。
リサイクル券は1枚の書類ですが、その内容はA〜D券といった4種類の項目で構成されています。それぞれの内訳は、以下の一覧を参考にしてください。

券名 書類名 詳細
A券 預託証明書(リサイクル券) リサイクル料金を預託した証明
B券 使用済自動車引取証明書 廃車を依頼する引取業者へ渡す書類
C券 資産管理料金受領書 自動車リサイクル促進センターが、リサイクル料金を預かったうえで、管理し運用する際にかかる費用の領収書

3. 自動車リサイクル料金が返ってくる?

リサイクル券見本

自動車リサイクル料金は自動車の解体時に必要なものとなります。従いまして、自動車リサイクル料金が支払い済みの中古車を購入した場合は、車両代と別に自動車リサイクル料金分を支払わないといけません。自動車リサイクル料金は中古車として買取店に売却された場合は戻ってきます(買取提示額としては含めていくらという形が多いようです)が、解体車として処理依頼時にはリサイクル料金は戻りません。これにより、使用済自動車として引き取った業者(引取業者)が自動車リサイクルシステムに登録することで、自動車リサイクル促進センターよりからフロン破壊業者や解体業者、破砕業者へそれぞれの処理に従った手数料や処理料が支払われます。

4. リサイクル券はどんなときに必要?

リサイクル券は、どんな場合に必要となる書類なのでしょうか。リサイクル券が必要なシーンは「廃車にする場合」と「自動車の引き渡し」といった場合です。本章では、それぞれのシーンについて、解説していきます。なぜそのシーンで必要なのか、どう必要なのかを解説していくので、リサイクル券が何のために必要なのかわからない方は、ぜひ参考にしてください。

4-1. 廃車

廃車の際にはリサイクル券が必要不可欠です。リサイクル券を提示することで、車両の適正なリサイクル処理が保証され、環境保護の観点からも重要な役割を果たします。適切な手続きを行うことで、廃車のプロセスがスムーズに進み、環境への負荷も最小限に抑えられます。また、廃車手続きの際には、その他の必要書類も揃えておくことで、手続きが効率的に進行します。

万が一、リサイクル料金が支払われていない場合は、廃車作業がおこなわれる前に支払わなければなりません。基本的には、廃車依頼時に廃車業者へリサイクル料金相当額を支払います。

4-2. 自動車の引き渡し

使用済みの自動車を、売却などによって誰かに引き渡すときにも、リサイクル券が必要になります。その際、リサイクル料金の支払い義務は、自動車の次の所有者に引き継がれます。元の所有者は、該当の自動車を購入した際に支払ったリサイクル料金を返金してもらえます。

リサイクル料金はあくまでも、最終的に自動車を「廃車にする段階」です。そのため費用の支払い義務も、最後にその自動車を保持している人に支払い義務が発生します。

5. リサイクル券がありませんが、これって買わないといけないの?

自動車リサイクル券の原本がなくても預託済かどうかは「自動車リサイクルシステム」の検索画面で調べることができます。預託済であることがわかれば、だれでも自動車リサイクルシステムの画面で印刷できるの特に原本は必要ありません。従いまして原本を紛失していましても何ら問題ございません。

自動車リサイクル画面

こちらのユーザー向け検索画面で車台番号と登録番号を入力いただきましたらご自身でも預託済かどうか調べられます。預託済の場合はその画面のコピーを出せば、証明としても使用できます。「未預託」と出てきた場合は、解体時に預託が必要なので、自動車解体業者さんに支払わないといけません。

5-1. 再発行の方法

もしも、リサイクル券を紛失してしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか。実は、リサイクル券は基本的に再発行ができません。

しかし自動車リサイクルシステムのサイト「自動車リサイクルシステム」にある「リサイクル料金検索」に車両情報を入力、確認することで、この問題は解消できます。このサイト内で、リサイクル料が預託済みか否かを確認することが可能です。この画面を印刷することで、リサイクル券と同様に使用できます。

7. 中古車売却時のリサイクル券の確認

自動車のリサイクル券について解説しました。リサイクル券は、リサイクル法に則って自動車を処分することを証明するものです。自動車を廃車にする場合や自動車の引き渡しの際に、リサイクル料金が預託してある必要があります。初めて自動車を購入する場合は、リサイクル券についてもわからない方も多いでしょう。ぜひ本記事を参考にしてください。

中古車売却時のリサイクル券の確認

7-1. 売却契約におけるリサイクル料金の扱い

中古車を売却する際には、リサイクル料金の扱いについて事前に確認が必要です。売却契約時にリサイクル料金が含まれているかどうかを確認し、明記してもらうことで、リサイクル義務が次の所有者に正しく引き継がれ、手続きの不備を防ぐことができます。リサイクル料金の扱いについては、事前にしっかりと確認し、誤解のないようにすることが重要です。さらに、売却時にはリサイクル券を適切に引き渡すことで、次の所有者がスムーズに手続きを進められるようサポートしましょう。

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