SOMPOで乗ーる
SOMPOで乗ーるは、保険でおなじみの損保ジャパンとDeNAグループの共同出資会社であるDeNA SOMPO Carlifeが運営するカーリースサービスです。
新車に手軽に乗れることで人気を集めていますが、契約前に知っておきたいデメリットも存在します。
SOMPOで乗ーるの評判とデメリットを徹底解説
SOMPOで乗ーるの利用を検討しているなら、メリットだけでなくデメリットもしっかり把握しておくことが重要です。
ここでは、SOMPOで乗ーるの主なデメリットと、契約時に注意すべき点について詳しく解説します。
- 残価精算が発生する可能性がある
- Webだけでは詳細な見積もりが取れない
- 整備費用は含まれない。メンテナンスプランへの加入が必要
- 自動車保険（任意保険）は別途契約が必要
- 原則として中途解約ができない
- 走行距離制限が設定されている
- 月額の支払いにクレジットカード払いが対応していない
- ディーラーのサポートを受けられない
- 評判からわかる注意点
残価精算が発生する可能性がある
SOMPOで乗ーるではオープンエンド方式を採用しているため、契約満了時に車両を返却する際、残価精算が発生するリスクがあります。
契約時に設定した残価と、実際の車両査定価格に差額が生じた場合、その差額を契約者が支払うことになります。
特に中古車市場の変動により、査定価格が残価を下回る可能性も考慮しておく必要があります。
例： 新車価格300万円の車を5年リース、残価100万円で契約した場合。
5年後に車両を返却し、査定価格が80万円だったとします。
この場合、残価100万円 － 査定価格80万円 ＝ 20万円の差額が発生し、この20万円を契約者が負担することになります。
ただし、SOMPOで乗ーるには残価保証オプションが用意されており、これに加入することで返却時の残価精算を不要にすることも可能です。
しかし、このオプションにも条件があるため、後述の「SOMPOで乗ーるの注意点」で詳しく解説します。
Webだけでは詳細な見積もりが取れない
SOMPOで乗ーるのWebサイトでの申し込みは仮審査の段階です。
この仮審査では、カーリースを利用できるかどうかの事前審査が行われます。
Web上で選択できるプランやオプションは簡易的な内容となっており、詳細な見積もりを取得することはできません。
詳細な見積もりを取得するためには、仮審査通過後に「オンライン商談」を行う必要があります。
このオンライン商談で、メーカーオプションやディーラーオプションなど、より細かな内容を決めて正式な見積もりを作成し、その後「本審査」へと進みます。
完全にWebで契約が完結するわけではないため、手間がかかる点に注意が必要です。
仮審査時の見積もりはあくまで概算であり、本審査時のリース料金は高くなることがほとんどであることを理解しておきましょう。
整備費用は含まれない。メンテナンスプランへの加入が必要
SOMPOで乗ーるの基本プランには、メンテナンス費用や車検費用は含まれていません。
他のカーリースサービスの中には、これらの費用が最初から月額料金にコミコミになっているものもありますが、SOMPOで乗ーるの場合は別途費用が発生します。
メンテナンス費用や車検費用を月額料金に含めて定額化したい場合は、メンテナンスプランへの加入が必要です。
SOMPOで乗ーるでは、ニーズに合わせて「ライトメンテプラン」と「フルメンテプラン」の2種類のメンテナンスプランが用意されています。
これらの費用を定額にしたい場合は、ライトメンテプランまたはフルメンテプランのいずれかのメンテナンスプランに加入する必要があります。
当然ながら、メンテナンスプランに加入すると月額料金は高くなります。
自動車保険（任意保険）は別途契約が必要
SOMPOで乗ーるのリース契約には、自動車保険（任意保険）は含まれていません。
契約者が別途、自動車保険に加入手続きを行う必要があります。
任意保険料は月々のクルマ関連費用に加算されるため、全体の支払額が高くなることを念頭に置いておきましょう。
特に、運転経験が浅い方や保険の等級が低い方は、保険料が高額になる傾向があります。
SOMPOで乗ーるでは、既存の任意保険の等級を引き継いで月額料金に含めることも可能ですが、保険会社や保険商品は指定されるため注意が必要です。
原則として中途解約ができない
SOMPOで乗ーるは、原則として中途解約ができません。
全損や盗難など、物理的に車両を使用できなくなった場合を除き、契約期間中の解約は基本的に認められていません。
やむを得ず解約となる場合には、解約金や違約金が発生します。
中途解約のリスクを考慮し、契約期間は慎重に決定することが重要です。
もしもの場合に備えたい場合は、中途解約オプションに加入することも可能です。
ただし、このオプションには加入条件や解約条件が定められているため、内容をよく確認してから検討しましょう。
走行距離制限が設定されている
SOMPOで乗ーるでは、走行距離制限が設定されています。
月間走行距離を250kmから3,000kmまでの範囲で、250km単位（Web見積もりでは500km単位）で選択することができます。
契約満了時に総走行距離が「月間走行距離 × 利用月数」を超過している場合、超過料金が発生します。
例えば、1kmあたり10円の超過料金が設定されている場合、5,000km超過すると50,000円の追加支払いが発生します。
月額料金は走行距離を短く設定するほど安くなりますが、自身の車の利用状況を考慮し、無理のない走行距離を設定することが重要です。
月額の支払いにクレジットカード払いが対応していない
SOMPOで乗ーるの月額リース料の支払いは、口座振替のみに対応しており、クレジットカード払いには対応していません。
毎月の高額な支払いでポイントを貯めたいと考えている方にとってはデメリットとなるでしょう。
クレジットカードでの支払いを希望する場合は、他のカーリースサービスを検討する必要があります。
ディーラーのサポートを受けられない
SOMPOで乗ーるのメンテナンスやサービスは、同社が提携する整備工場で受けることになります。
一般的な自動車ディーラーのような質の高いサービスや手厚いサポートを期待することは難しい場合があります。
また、地域や提携工場によってサービスの質に差が生じる可能性も考えられます。
ディーラーでのアフターサポートを重視する方は、トヨタのKINTOや日産のクリックモビ、ホンダの楽らくまるごとプランなど、自動車メーカー公式のカーリースを検討する方が良いでしょう。
これらのサービスであれば、正規ディーラーでのメンテナンスやサポートを受けることができます。
評判からわかる注意点
SOMPOで乗ーるは、損保ジャパンとDeNAグループの共同出資によって設立されたDeNA SOMPO Carlifeが運営するカーリースサービスです。
多くのユーザーが新車を手軽に利用できる点に魅力を感じていますが、契約を検討する際にはそのデメリットや注意点も把握しておくことが重要です。
SOMPOで乗ーるのメリットを徹底解説
SOMPOで乗ーるにはいくつかのデメリットがある一方で、多くのメリットも存在します。
ここでは、SOMPOで乗ーるの主なメリットについて詳しく解説します。
- 外車、高級車に定額料金で気軽に乗れる
- 知名度の高い会社同士のサービスで安心できる
- 最長3,000kmまで設定可！長距離走行でも問題なしの距離制限
- 車を手放す際の追加精算のリスクを軽減するオプションが充実
- 選べる3種類のメンテナンスプランで予算やニーズにマッチできる
- メーカー保証の延長で契約満了まで安心
- まとまった支払い不要で最後は車をもらうことができる
- 自動車保険もコミコミにできる。等級引き継ぎも可
- 最短10日の即納車で早く新車に乗れる
外車、高級車に定額料金で気軽に乗れる
SOMPOで乗ーるの最大の魅力のひとつは、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディといった輸入車や、レクサスなどの国産高級車に月々定額で気軽に乗り換えられる点です。
これらの車は通常、購入費用が高額になるだけでなく、維持費やメンテナンス費用も高くなりがちです。
しかし、SOMPOで乗ーるを利用すれば、初期費用を抑えつつ、月々の定額料金で憧れの車に乗ることが可能になります。
つまり、多額の初期費用をかけることなく、憧れの車を手に入れることができます。
具体的な取り扱いブランドは、ドイツ車（メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン、BMW、アウディ、スマート）、イタリア車（アルファロメオ、フィアット、アバルト）、フランス車（プジョー、ルノー、シトロエン）など多岐にわたります。さらに、ランドローバー、ジャガー、ボルボ、ジープ、シボレー、EV電気自動車のヒョンデ、テスラといったブランドも選択肢に入ります。
これにより、車好きの方でも納得のラインナップから、自分のライフスタイルや好みに合わせた一台を選べるでしょう。
輸入車だけでなく、軽自動車やコンパクトカーを含む国産メーカーの全車種も取り扱っているため、幅広いニーズに対応しています。
SOMPOで乗ーるでは、これらの輸入車や高級車だけでなく、国産メーカーの全車種も取り扱っています。
軽自動車やコンパクトカーを希望する方にも幅広い選択肢が用意されており、多様なニーズに応えられるラインナップが特徴です。
知名度の高い会社同士のサービスで安心できる
SOMPOで乗ーるは、日本の保険業界で確固たる地位を築いている損害保険ジャパンと、IT・インターネット・エンターテインメント分野で革新的なサービスを提供するDeNAグループが共同出資して設立した「DeNA SOMPO Carlife」が運営しているサービスです。
このように、それぞれの分野で高い知名度と実績を持つ大手企業が連携してサービスを提供しているため、利用者にとっては非常に大きな安心感があります。
カーリースのような長期契約を伴うサービスでは、運営会社の信頼性が非常に重要になります。
SOMPOで乗ーるは、社会的に信用度の高い2つの企業がバックについているため、「安心して契約できる」「何かあったときでもサポート体制がしっかりしているだろう」という期待に応えることができます。
実際に、多くのユーザーが「運営会社が信頼できるから」という理由でSOMPOで乗ーるを選んでいます。
その安心感はサービスの大きな強みと言えるでしょう。
最長3,000kmまで設定可！長距離走行でも問題なしの距離制限
SOMPOで乗ーるでは、月間走行距離を250kmから最大3,000kmまで、250km単位（Web見積もりでは500km単位）で細かく設定できる点が大きなメリットです。
カーリースでは走行距離制限が設けられていることが多く、超過すると追加料金が発生するリスクがあります。
しかし、SOMPOで乗ーるでは、自分の車の利用頻度や移動距離に合わせて最適なプランを選べるため、このリスクを最小限に抑えることができます。
例えば、通勤や日常の買い物で短距離利用が多い方は250kmや500kmに設定して月額料金を抑えられますし、週末のレジャーや出張などで長距離移動が多い方でも、3,000kmまで設定できるため、距離を気にせず安心して車を利用できます。
走行距離を適切に設定することで、余計な出費を気にすることなく、自分のペースでカーライフを楽しめるのは大きな利点です。
車を手放す際の追加精算のリスクを軽減するオプションが充実
カーリースの利用において、契約満了時の車両返却時に発生する可能性のある追加費用は、多くの利用者にとって不安材料となります。
SOMPOで乗ーるでは、この追加費用のリスクを軽減するためのオプションが非常に充実している点が大きなメリットです。
さらには「車を手放す際の追加費用が不安」と感じる方にとって、これらのオプションは大きな安心材料となるかと思います。
選べる3種類のメンテナンスプランで予算やニーズにマッチできる
SOMPOで乗ーるでは、お客様の予算や車の利用状況、メンテナンスに対するニーズに合わせて3種類のメンテナンスプランが用意されています。
これにより、月額料金に車検、点検、消耗品交換などの費用を含めることで、車の維持費を定額化し、家計管理をシンプルにすることが可能です。
メーカー保証の延長で契約満了まで安心
SOMPOで乗ーるの「フルメンテプラン」に加入し、さらにオプションの「安心乗ーるプラス（月額1,100円〜）」を付けることで、メーカー保証が終了した後の故障や修理までカバーされるという大きなメリットがあります。
通常、メーカー保証は新車登録から数年で期限が切れるため、リース期間が長期にわたる場合、保証切れ後の故障が不安要素となります。
しかし、「安心乗ーるプラス」は、メーカー保証終了後の主要部品の故障（ナビ、オートスライドドア、ハイブリッド車・電気自動車特有のシステムなど）や、通常メーカー保証対象外となるタイヤのパンク、フロントガラスの損傷などもカバーしてくれます。
これにより、リース契約期間を通じて車のトラブルに対する不安が大幅に軽減されます。
特に、長期のリース契約を検討している方や、輸入車など修理費用が高額になりがちな車種を選ぶ方にとって、契約満了まで安心して車に乗り続けられるこのオプションは非常に魅力的です。
通常、メーカー保証は一定期間で終了しますが、「安心乗ーるプラス」に加入すれば、契約満了まで主要部品（ナビ、オートスライドドア系、ハイブリッド車・電気自動車特有のシステムなど）の故障による部品交換や修理、さらにはタイヤのパンクやフロントガラスの損傷といったメーカー保証対象外の重要部品の修理費用もカバーされます。
これにより、リース期間を通じて安心して車に乗り続けることが可能です。
まとまった支払い不要で最後は車をもらうことができる
SOMPOで乗ーるの「もらえるプラン」を選択することにより、契約満了時にまとまった支払いなしで、リース車両をそのまま自分の車にすることができます。
このプランの大きなメリットは、リース期間中に車両本体価格の全額を支払う形となるため、契約終了時には車両の最終的な所有権を得られる点にあります。
一般的なカーリースでは、契約満了時に車両を返却するのが基本ですが、「もらえるプラン」ではリース期間中に車両本体価格の全額を支払う形で契約するため、契約終了時に改めて購入費用を用意する必要がありません。
車両を返却する必要がないため、「これまで支払ったリース料が無駄になる」といった心配がなくなり、文字通り「自分の車」として長く乗り続けることが可能になります。
また、このプランであれば、契約期間中であっても車両の改造やカスタムを自由に行えるため、まるでマイカーのように愛着を持って車を扱うことができます。
返却時の車両状態を気にせず、自分の好きなように車を使いたい方や、将来的にはその車を自分のものにしたいと考えている方にとって、この「もらえるプラン」は非常に魅力的な選択肢となります。
ちなみに「もらえるプラン」は全車種（輸入車も含む）に対応しており、9年以外の契約期間でも選択可能です。
自動車保険もコミコミにできる。等級引き継ぎも可
SOMPOで乗ーるでは、現在加入している任意の自動車保険の等級を引き継ぎ、その保険料を月々のリース料金に含めることができる点が大きなメリットです。
これにより、車の維持費の大部分を定額化し、毎月の家計管理を非常にシンプルにできます。
通常、自動車保険は毎年更新され、事故の有無や年齢によって保険料が変動しますが、SOMPOで乗ーるのこのサービスを利用すれば、契約時点の等級で保険料が固定され、リース契約満了まで保険料が高くなる心配がありません。
万が一、リース契約期間中に事故を起こして保険を使用しても、等級が下がることで翌年の保険料が高額になるということがないため、安心して運転に集中できます。特に、若い方や保険の等級が低い方など、通常であれば保険料が高くなりがちな方にとって、保険料の負担を抑え、月々の支払いを安定させられるこのサービスは非常に魅力的です。
自動車保険料も月額に含めることで、車の維持費をさらに定額化でき、家計管理がシンプルになるメリットがあります。
ただし、自動車保険をセットにする場合、保険会社は「損保ジャパン」、保険商品は「THE クルマの保険」に指定されるため、注意が必要です。
最短10日の即納車で早く新車に乗れる
SOMPOで乗ーるの大きなメリットの一つに、最短10日での新車納車が可能な点が挙げられます。
通常、新車の購入やカーリースの契約では、納車までに数週間から数ヶ月かかることが一般的です。
しかし、SOMPOで乗ーるでは、全国の提携ディーラーと連携し、すぐに納車できる新車を迅速に探してユーザーに提供するシステムが整っています。
このサービスは、「現在の車の車検切れが迫っていて、すぐに次の車が必要」「事故や故障で車が使えなくなり、一刻も早く新しい車が必要」といった緊急性の高い状況において、非常に役立ちます。
急いで新車を手に入れたいというニーズに柔軟に対応できるため、カーライフに空白期間を作ることなくスムーズに乗り換えが可能です。
また、即納車であっても、ディーラーオプションの追加や、自分のニーズに合わせたメンテナンスプラン、SOMPOで乗ーる独自のオプションを自由に選択や追加ができるため、妥協することなく希望の新車に乗ることができます。
急いで新車を手に入れたいと考えている場合は、SOMPOで乗ーるに一度相談してみる価値はあります。
SOMPOで乗ーるが向いている人・向いていない人
SOMPOで乗ーるは、多様なニーズに応えるカーリースサービスですが、その特徴ゆえに最適な利用者とそうでない利用者が存在します。
ここでは、あなたがSOMPOで乗ーるを選ぶべきか、あるいは別の選択肢を検討すべきか、具体的な特徴に基づいて解説します。
SOMPOで乗ーるが向いている人の特徴
上記で説明したメリット・デメリットを踏まえ、SOMPOで乗ーるが特に向いているのは以下のような特徴を持つ人です。
輸入車や高級車に手軽に乗りたい人
通常高額な車両でも定額料金で利用できるため、憧れの車を気軽に楽しみたい方におすすめです。
法人、個人事業主で高級車の導入を検討している人
月額リース料金を100％経費計上できるため、節税効果が期待でき、事業用車両として高級車を導入したい場合に適しています。
色々なメーカーやモデルの車に乗ってみたい人
国産車から輸入車まで幅広い車種を取り扱っており、契約期間も最短3年から選択できるため、様々な車を乗り比べてみたい方に最適です。
車に関わる維持費をすべてまとめて管理を楽にしたい人
メンテナンスプランや自動車保険を月額に含めることで、毎月の支払いを定額化し、家計管理をシンプルにしたい方に向いています。
SOMPOで乗ーるが向いていない人の特徴
SOMPOで乗ーるは多くのメリットを持つ一方で、利用者の状況によっては他のカーリースや車の購入が適している場合もあります。
ここでは、SOMPOで乗ーるの利用が特におすすめできない人の特徴を解説します。
年齢が若い人、保険等級が低い人
SOMPOで乗ーるでは自動車保険が別契約となるため、個人で初めて自動車保険に加入する場合や、事故などで保険等級が低い人は、保険料が非常に高額になる可能性があります。
特に若いドライバーの場合、保険料が大きな負担となることが多いです。
このような方には、自動車保険が月額料金にコミコミで、年齢や等級に関わらず保険料が一律に設定されているカーリースサービスがおすすめです。
これにより、保険料の負担を抑え、月々の支払いを安定させることができます。
リース料金をクレジットカードで支払いたい人
SOMPOで乗ーるの月額リース料は、口座振替のみの対応であり、クレジットカード払いには対応していません。
毎月継続して発生する高額なリース料をクレジットカードで支払ってポイントを貯めたいと考えている方にとっては、この点はデメリットとなります。
クレジットカード払いを希望する場合は、他のカーリースサービスの検討をおすすめします。
正規ディーラーでアフターサポートを受けたい人
SOMPOで乗ーるのメンテナンスや整備は、同社が提携する整備工場で行われます。
そのため、購入店である正規ディーラーでの手厚いアフターサポートや、メーカー独自の専門的なメンテナンスを重視する方には不向きかもしれません。
正規ディーラーでのサポートを希望する方には、自動車メーカー公式のカーリースサービスが適しています。
このようなサービスであれば、安心してメーカーの専門的なサービスを受けることができます。
SOMPOで乗ーるの注意点
SOMPOで乗ーるの利用を検討する上で、特に注意すべき点をまとめました。
-
仮審査時と本審査時のリース料金は変わる
-
メンテナンス・整備先を選べない
-
車内喫煙やペットの同乗について
-
残価保証オプション加入でも追加精算の可能性がある
-
車がもらえるプランは割高
-
自動車保険もセットにする場合、保険会社は選べない
仮審査時と本審査時のリース料金は変わる
SOMPOで乗ーるの審査は「仮審査」と「本審査」の2段階で構成されています。
Webサイト上で車種やグレード、リース期間、月間走行距離などを選択して申し込むのは仮審査の段階です。
この時点では、メーカーオプションやディーラーオプションなどの細かな選択はできません。
仮審査を通過した後、SOMPOで乗ーるのスタッフとオンライン商談を行い、そこでプラン内容を詳細に決定して正式な見積もりを作成し、本審査に申し込みます。そのため、仮審査段階の見積もりはあくまで概算であり、本審査時のリース料金は仮審査時よりも高くなることがほとんどです。
当初想定していた予算よりも高くなる可能性があるため、この点は特に注意が必要です。
メンテナンス・整備先を選べない
メンテナンスプランに加入した場合、車の点検や車検は、SOMPOで乗ーるが提携している専門工場で受けることになります。
リース契約者が自由にメンテナンス・整備先を選ぶことはできません。
正規ディーラーでのメンテナンスを希望する場合、提携工場では対応できないため、実費負担となる点に注意が必要です。
ディーラーでのメンテナンスや質の高いサービスを重視する方は、自動車メーカー公式のカーリースサービスを検討することをおすすめします。
車内喫煙やペットの同乗について
SOMPOで乗ーるでは、リース車両へのペットの同乗や車内での喫煙を原則として許可しています。
一般的なカーリースサービスではこれらの行為を禁止しているケースが多いため、これは珍しい特徴と言えます。
しかし、注意すべきは、ペットの同乗や喫煙によって車内が汚損した場合、車両返却時に修繕費用を契約者が負担しなければならないという点です。
つまり、「ペットを乗せたり、車内でタバコを吸うことは可能だが、汚れた場合はその責任は契約者が負う」ということです。
もし契約満了時に車両を買い取る「もらえるプラン」を選択していれば、修繕費用は発生しません。
しかし、車両の買い取りには残価の一括支払いが必要となり、費用負担が大きくなる可能性があります。
例えば、ホンダ ヴェゼル Gグレードを5年契約とした場合、残価が約213万円に設定されている場合、買い取るにはこの金額を一括で支払う必要があります。
費用負担のリスクを考慮すると、車両返却を前提とする場合は、車内喫煙やペットの同乗は控えるのが賢明でしょう。
残価保証オプション加入でも追加精算の可能性がある
SOMPOで乗ーるの「残価保証オプション」に加入すると、車両返却時の残価精算は不要になります。
しかし、カーリースの車両返却時に発生する可能性のある追加精算には、以下の3種類があります。
- 残価精算
- 原状回復費用
- 走行距離超過料金
SOMPOで乗ーるの残価保証オプションは、あくまでも残価精算のみを不要にするものであり、原状回復費用（車両の損傷や汚損に対する修理費用）と走行距離超過料金（契約時の走行距離制限を超過した場合の料金）は対象外となります。
これらの費用は契約者が負担しなければならないため、「残価保証オプションに加入したからといって、一切追加精算がないわけではない」という点を理解しておくことが重要です。
また、そもそも残価精算が必ず発生するわけではないにもかかわらず、月額1,100円のオプション料を支払うことが、状況によっては「もったいない」と感じる可能性もあります。
契約前に、自身の利用状況やリスク許容度を考慮して、オプション加入の必要性を検討しましょう。
車がもらえるプランは割高
SOMPOで乗ーるでは、契約満了後に車両を自分のものにできる「もらえるプラン」が提供されています。
これにより、これまで支払ってきた月額リース料が無駄にならずに済み、車両の改造やカスタムも自由に行えるメリットがあります。
しかし、「車がもらえるプラン」は割高になる傾向があるという点を理解しておく必要があります。
通常のリース契約では、契約満了時の残価を設定し、その残価を差し引いた車両本体価格を月額リース料として支払います。
つまり、車両代の全額を支払う必要はありません。
一方、「車がもらえるプラン」では、残価設定が0円となり、実質的に車両代の全額をリース期間中に支払うことになります。
さらに、月額リース料金にはリース会社の利益となる手数料も含まれているため、結果として車両を現金で購入するよりも総支払額が高くなる可能性があります。
月額が高くなる点も考慮し、慎重に検討しましょう。
自動車保険もセットにする場合、保険会社は選べない
SOMPOで乗ーるでは、自動車保険をリース契約にセットし、保険料を月額料金に含めることも可能です。
これにより、保険料の支払いも定額化され、家計管理が楽になります。
ただし、この場合、自動車保険の保険会社および保険商品はSOMPOで乗ーる指定のものに限られます。具体的には、保険会社は「損保ジャパン」、保険商品は「THE クルマの保険」となります。
現在、他の保険会社と契約している場合や、特定の保険商品を希望している場合でも、SOMPOで乗ーるのリースに自動車保険をセットする際は、指定の保険に切り替える必要があるため注意が必要です。
まとめ
SOMPOで乗ーるは、豊富な車種ラインナップや充実したオプション、そして大手企業が運営する安心感など、多くの魅力を持っています。
特に、輸入車や高級車を手軽に利用したい方、維持費を定額化して管理を簡素化したい方には魅力的なサービスと言えるでしょう。
しかし、一方で「残価精算のリスク」「Web完結ではない手続き」「メンテナンス費用の別途加入」「中途解約の制限」といったデメリットや注意点も存在します。
特に、自動車保険の選択肢の制限や、特定の状況での追加費用発生の可能性は、契約前にしっかりと把握しておくべき点です。
今回ご紹介したデメリットや注意点を理解した上で、ご自身のライフスタイルや車の利用頻度、予算にSOMPOで乗ーるが合っているかどうかを検討してみてください。
よくある質問
Q：SOMPOで乗ーるでは点検やメンテナンスはどこで受けるのですか？
ディーラーで対応してもらえるのですか？
A：SOMPOで乗ーるで点検やメンテナンスを受ける場所は、SOMPOで乗ーると提携している専門工場となります。
正規ディーラーでの対応は原則として行われません。
提携外の整備工場でメンテナンスを受ける場合は、費用が実費負担となるためご注意ください。
ディーラーでのメンテナンスを希望する場合は、トヨタのKINTOや日産のクリックモビなど、自動車メーカー公式のカーリースサービスを検討するのが良いでしょう。
Q：SOMPOで乗ーるの残価保証オプションに加入すれば追加精算は絶対ないですか？
A：いいえ、残価保証オプションに加入しても追加精算が絶対になくなるわけではありません。
カーリースの車両返却時に発生する可能性のある追加精算には、「残価精算」「原状回復費用」「走行距離超過料金」の3種類があります。
残価保証オプションが対象とするのは、このうち「残価精算」のみです。
車両の損傷による修理費用（原状回復費用）や、契約時の走行距離制限を超過した場合の料金（走行距離超過料金）については、残価保証オプションの対象外となり、契約者が負担する必要があります。
Q：SOMPOで乗ーるの「中途解約オプション」でいつでも解約できますか？
A：SOMPOで乗ーるの「中途解約オプション」は、いつでも解約できるわけではありません。
このオプションには「加入条件」と「解約条件」が設けられています。
- 加入条件： 5年/7年/9年リースプランで加入可能です。
3年リースでは加入できません。
また、輸入車の場合は7年以上のリース期間の場合のみ加入可能です。 - 解約条件： リース期間が5年以下の場合は契約開始から3年目以降に解約が可能となります。
リース期間が6年以上の場合は、契約満了の2年前から解約が可能となります。
その他の詳細な条件については、SOMPOで乗ーるの公式サイトで確認することをおすすめします。
コメント