廃車の定義とは何かご存知ですか?
廃車という言葉はよく聞くという方は多いかと思いますが、「実際に何を行なったらいいのか」「廃車の手続きって難しそう」というイメージがありますよね。
そこで今回は、廃車初心者でもわかるよう簡単な廃車の知識と、実際の廃車の手続きをまとめます。
そもそも廃車とは?
廃車にするということは、大きな意味で陸務局に登録していた自動車の抹消登録をするということです。
主に、何らかの理由で長い間乗らない場合や、永久的に乗らない場合に車籍を消す事務手続きのことを指し示します。
また、廃車と一緒によく使われる言葉として「解体」という言葉がありますが、これは廃車にした車両をリサイクルする(処分する)ことを指し示します。
実際に自動車の抹消登録の方法には、以下の2つが挙げられます。
スクロールできます->
名前 | 内容 | どんな人向け? |
---|---|---|
一時抹消 | 自動車の使用を一時的に 中止する場合の抹消登録 |
海外に行くことになり数年使わないが、 帰ってきたら使いたい方。 |
永久抹消 | 自動車の使用を永久に 中止する場合の抹消登録 |
事故して使えなくなったから、処分してほしい方。 免許返納して、使わなくなったからリサイクルして欲しい方。 |
廃車に必要な書類
廃車に必要な書類は、抹消の種類と車種によって変わってきます。
軽自動車の場合と普通車の場合に分けて必要な物も追記し、以下にまとめました。
軽自動車の場合
一時抹消に必要な書類と物
事前に用意が必要
- 1. 自動車検査証(車検証)
- 2. ナンバープレート(前後2枚)
陸運支局で用意
- 3. 軽自動車検査記入申請書(OCRシート 無料)
「自動車検査記入申請書(OCRシート)」に関しては、軽自動車検査協会での配布を受けることができますが、軽自動車検査協会のホームページからダウンロードできるので、事前に記入しておくことをお勧めします。
※登録手数料は350円。
※一時抹消(16条抹消)では「自動車検査証返納証明書」が発行されますので大切に保管してください。
弊社にて廃車手続きをご依頼される場合は、事前に必要な書類をご用意の上、以下からご連絡ください。
永久抹消に必要な書類と物
事前に用意が必要
- 1. 自動車検査証(車検証)
- 2. ナンバープレート(前後2枚)
- 3. 解体報告記録日と移動報告番号(解体業者に教えてもらう)
陸運支局で用意
- 4. 手数料納付書
- 5. 自動車検査記入申請書(OCRシート 無料)
※自動車重量税の還付金の受領権限がある場合は、金融機関の口座情報(ネット専業銀行口座は不可)が必要です。
※登録手数料は無料。
「自動車検査記入申請書(OCRシート)」に関しては、軽自動車検査協会での配布を受けることができますが、軽自動車検査協会のホームページからダウンロードできるので、事前に記入しておくことをお勧めします。
弊社にて廃車手続きをご依頼される場合は、以下からご連絡ください。
弊社では、解体に関しても行っているため、自分でやるのが面倒な方も大歓迎です!!
普通車の場合
一時抹消に必要な書類と物
事前に用意が必要
- 1. 自動車検査証(車検証)
- 2. ナンバープレート(前後2枚)
- 3. 印鑑証明書(所有者のもの ※3ヶ月以内のもの)
- 4. 実印(代理人が行う場合は、代理人は所有者委任状持参)
- 5. 委任状(代理で手続きを行う場合のみ必要 ※所有者の実印押印)
陸運支局で用意
- 6. 自動車税申告書
- 7. 手数料納付書
- 8. 自動車検査記入申請書(OCRシート 無料)
「自動車税申告書」に関しては、当日陸運局窓口にて取得し、記入してください。
「手数料納付書」と「自動車検査記入申請書(OCRシート)」に関しては、陸運支局窓口での配布を受けることができますが、
国土交通省のホームページからダウンロードできるので、事前に記入しておくことをお勧めします。
※登録手数料は350円。
※一時抹消(16条抹消)では「登録識別情報等通知書」が発行されますので大切に保管してください。
弊社にて廃車手続きをご依頼される場合は、事前に必要な書類をご用意の上、、以下からご連絡ください。
永久抹消に必要な書類と物
事前に用意が必要
- 1. 自動車検査証(車検証)
- 2. ナンバープレート(前後2枚)
- 3. 印鑑証明書(所有者のもの ※3ヶ月以内のもの)
- 4. 解体報告記録日と移動報告番号(解体業者に教えてもらう)
- 5. 実印(代理人が行う場合は、代理人は所有者委任状持参)
- 6. 委任状(代理で手続きを行う場合のみ必要 ※所有者の実印押印)
陸運支局で用意
- 7. 自動車税申告書
- 8. 手数料納付書
- 9. 自動車検査記入申請書(OCRシート 窓口で無料でもらえる)
※自動車重量税の還付金の受領権限がある場合は、金融機関の口座情報(ネット専業銀行口座は不可)が必要です。
※登録手数料は無料
「自動車税申告書」に関しては、当日陸運局窓口にて取得し、記入してください。
「手数料納付書」と「自動車検査記入申請書(OCRシート)」に関しては、陸運支局窓口での配布を受けることができますが、
国土交通省のホームページからダウンロードできるので、事前に記入しておくことをお勧めします。
弊社にて廃車手続きをご依頼される場合は、以下からご連絡ください
弊社では、解体に関しても行っているため、自分でやるのが面倒な方も大歓迎です!!
廃車に必要な手続き
ここでは、お客様ご自身が廃車手続きをする際の流れをまとめています。
一時抹消の時と、永久抹消の時で分けて説明します。
一時抹消の手続き
必要書類の準備
先程、廃車に必要な書類でご紹介した必要書類を準備します。 抜け漏れの書類等がないか、しっかり確認してください。
ナンバープレートを取り外す
車体からナンバープレートを外す必要があります。 この作業は、車体に傷がつきやすいので、自分では行わず、 専門の工具等所有している解体屋さんか車屋さんに依頼した方が、安全です。
必要書類の提出
必要書類と取り外したナンバープレートを陸運事務局へ提出します。 書類に不備がなければ、普通車の場合、登録識別情報通知書が交付されます。 登録識別情報通知書に記載されている情報に間違いがなければ、受け取り大事に保管してください。 また、軽自動車の場合は、自動車検査証返納証明書が発行されます。 これら書類は、再度使用するための登録手続きの際に必要な書類になりますので、無くさないようにしてください。
永久抹消の手続き
自動車の解体
永久抹消では自動車の解体をしてから手続きを行います。 解体業者で自動車を解体してもらう際に、以下の二つを忘れないようにしてください。 ナンバープレートの取り忘れ 解体報告記録日と移動報告番号の連絡 これらがなければ廃車の手続きができませんので、受け取り後は大切に保管してください。
必要書類の準備
先程、廃車に必要な書類でご紹介した必要書類を準備します。 抜けている書類等がないか、しっかり確認してください。
必要書類の提出
必要書類と取り外したナンバープレートを陸運事務局へ提出します。 書類に不備がなければ、普通車の場合、登録識別情報通知書が交付されます。 登録識別情報通知書に記載されている情報に間違いがなければ、受け取り大事に保管してください。 また、軽自動車の場合は、自動車検査証返納証明書が発行されます。
廃車になった車ってどうなるの?
廃車(ここでは永久抹消した車)の行く末って知ってますか?
今まで大事に乗った車だから大事に供養してほしいと思うのが当然かと思います。
車の廃棄は、生ゴミのように焼却して埋めているわけではありません。
では、実際にどのように廃棄されているのか弊社の例で見ていきましょう。
以下、5ステップにて解説します。
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- 1. 搬入
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新車を運ぶ時と同様に大切に運んできます。
車両置き場で液漏れが起っても地下へ浸透しないよう、床はコンクリート敷きになっています。 油などが下水に流れないよう配慮しています。
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- 2. 液抜き
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ここでタイヤ、バッテリー、フロンガス、エンジンオイル、オートマチックオイル、パワーステアリングオイル、不凍液、ウォッシャー液等の廃液を抜き取ります。タイヤホイール
商品価値のあるタイヤ ホイールと素材に戻す(リサイクル)物を分別し、出荷します。廃油
廃油でも再処理できる業者に出荷することにより、リサイクルすることができます。最新式の液抜き機により早く確実に抜き取ります。 どうしても抜けなかったオイルは油水分離機を通して処理する事により分離のみに比べ油水槽を90%以上抽出し再生します。
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- 3. 生産
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ここでは、有価パーツとして部品の分解が行われます。100品目以上に及ぶ分類がなされます。手作業による分解です。重機に頼らないため非常にきめ細やかな分解と分類ができます。 手作業により通常50品目の業界平均の2倍にあたる100品目以上をリサイクル可能にしています。リユース
国内海外向けリパーツ商品
整然と並べられ、スピーディーな出荷対応に備えられています。需要に応じて国内外向けに分別します。マテリアルリサイクル
国内、海外に出荷できない商品からアルミ、銅など素材としての価値があるものを分別し、リサイクルします。日々リサイクルできる部品の活用方法、販売先を開拓しております。
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- 4. プレス
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骨組となった車体をプレスします。 プレス機によって圧縮された自動車のボディは鉄鋼メーカー、シュレッダー会社を通じて鉄の原材料に生まれ変わります。
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- 5. リサイクル
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最後には何も残りません。 業界平均リサイクル率80%を100%にするべく、販路開拓や更なる分別処理に取りくんでおります。 また、SDGsの 目標12”持続可能な消費と生産パターンを確保する”に貢献するため日々精進しております。
メモ
多くの解体業者では重機で愛車を解体しますが、弊社では手作業でお客様の大事な愛車を解体します。
そのため、お客様の愛車から取り外した多くの部品が他の愛車へと使われ、またアルミ、銅など素材は車等の素材へと使われていきます。
弊社の強みとしては、手作業で解体をしている分多くの部品を取り外せるため、高価買取も挑戦できるようになっております。
「愛車を大事に供養してほしい/廃車にしてほしい」、「また愛車だったから高く買い取ってほしい」とお考えの方は、ぜひ廃車ひきとり110番にご連絡ください。