最近よく耳にするニュースに中古車が品薄状態で価格がアップしているというものがあります。特に車庫証明や印鑑証明などの書類が不要な場合が多い軽自動車に関しては顕著で弊社も利用する自動車の業者間オークション会場では5%ほど取引価格がアップしているようです。これはこのままエンドユーザーさんの買値に影響してきます。原因としてあげられるのが生活の足である自動車が津波などにより被災し、廃車になってしまい、早急に自動車が必要になった人々が多いこと(被災車両は30万台にものぼるといわれています)、買うだけで下取車がなく中古車不足であること、新車の生産が追い付いておらず納車まで数ヶ月もかかる車種が多いこと、もちろん根本的に新車の価格が高く、仕事をなくされたりでローンも通りにくい状況にあることなどがあると思います。
価格も店頭価格では2割前後上がっているようです。一部の業者さんでは震災直後にこの動きを予想し、中古車仕入れを強化されていたところもあるようですが、自動車販売店も同じく被災しているところも多く、供給は追い付いていないようです。
しばらくはこの状況が続きそうですが、新車の生産が9月ごろにもとにもどれば(トヨタ自動車が前年レベルまで回復するのは当初予定より2カ月ほど早まり8,9月ころと発表していましたが)西日本でも新車が売れだし、それに伴い廃車、下取車が増え、供給も年内までには追い付くのではないかと思います。ただし、販売価格の高止まりはしばらく続くのではないでしょうか。
廃車市場も新しく自動車を買われないと廃車が出てきませんので影響は受けています(被災車両の件は前回のニュースにて報告)。
さらにこの影響がアメリカまでに。。。それはinfo廃車ひきとり110番のサイト(https://www.info-haisya110.com)で報告させていただきます