日本車が恐ろしい理由は、製品自体が韓国車より優れているからというよりも、サービス面での競争力が優れているからだといいます。まずは販売方式です。韓国の営業所では車しか販売しておらず、自動車整備や中古車サービスにまで責任を負っていませんが、日本の営業所では販売店が整備や中古車販売、さらには廃車までも一括して請け負っています。来年10月に国内進出を果たすトヨタも、中古車の価格管理部署を別途に設け、長期的な販売拡大に向け力を注いでいく方針です。
こうした状況について、輸入車業界のある役員は「韓国の自動車メーカーは、販売や整備面でのサービスを見直していかない限り、日本車に負けてしまうのは目に見えている」と話しています。
【9月1日】朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 より抜粋
なるほど日本のディーラー方式はこういう評価を得ているのですね。確かに日本のディーラーで車を購入すれば、調子が悪くなったらそこへ持って行き、車検時期が来れば営業マンより案内が来るのでまた持って行く、さらに買換えとなると下取りもしくは廃車と、最初から最後までの“囲い込み”にて顧客を逃がさないようにするのが鉄則です。中国やインドの自動車ディーラー別CS(お客様満足度)が高いのもそういうところなのでしょうか。言われてみれば“ディーラーに任せておけば何でもしてくれるし安心”というイメージがあるのでよほどのことがない限り離れないのも事実。それが“極々普通で一般的”という中で生活しているのは幸せなのかも知れません。