中国共産党機関紙、人民日報など中国各紙は25日までに、北京の環境NGO(民間活動団体)「公衆環境研究センター」が公表した「環境汚染企業ブラックリスト」をもとに、外資系企業が汚染物質を垂れ流しており、道徳心が欠如しているなどとする批判記事を掲載した。同リストの「汚染企業」には、日系も含む外資系企業100社が列挙されている。24日付の人民日報は、「多国籍企業の環境責任はどこに行った」と題し、「これら企業は、自国では環境基準を守っているのに、中国に進出したとたん、環境基準を守る能力があるのに(故意に)守らず、二重基準だ」などと批判した。
上海紙の解放日報も同じく、「中国の環境保護水準が低いのは認める。国内企業の環境意識も低い。しかし、多国籍企業が、環境基準を守らない理由にはならない」などと非難、他紙も「中国は世界の工場のゴミ処理場ではない」と批判している。
【産経新聞】
「自国では厳格な環境基準を守っているにもかかわらず、中国に進出したとたんに環境保護理念は忘れ去られている」と“日系40社弱を含む”外資企業を非難しているようですが、程度はどうあれ本当であれば上記の主張はもちろんのことだと思います。中国の環境保護水準が低いのであれば、リサイクル等の環境問題に関しイニシアチブを取りたい日本の企業として、現地で模範となる企業活動を現地で繰り広げていただきたいと切に思います。