リサイクル法の離島支援適用
岡山市沖の犬島(同市犬島)に放置されていた廃車17台が、自動車リサイクル法に基づく離島支援事業の適用を受け、26日に撤去されることが決まった。県によると、県内での同事業の適用は今春の笠岡市に続き2自治体目、複数の廃車の一斉撤去は初めて。瀬戸内地域を含めた全国の離島では、海上輸送費がネックとなり、廃車を島内から持ち出さないまま放置するケースが続発。犬島でもここ数年、懸案となっており、岡山市は同事業の適用で、海水浴場や邦画のロケ地となった工場跡などを持つ市内有数の観光地の景観改善を目指す。
自動車リサイクル法(2005年1月施行)は、離島での廃車の不適正処分の解消を目的に補助制度を規定。島民らから申請があった場合、船で島外へ運搬するための海上輸送費の8割を財団法人自動車リサイクル促進センター(東京)が補助する。
【山陽新聞ニュース】
以前の“自動車リサイクル法ができた理由”でお伝えした離島の放置車両問題について、同法の適用事例がございましたのでご紹介いたしました。私たちが預託した料金がこういういったことでも役立たれていることがわかれば救いもあるというものです。今後も景観等関係なく多くの廃車車両撤去がなされればと思います。