各国とも、急激なモータリゼーションの進展とともに使用済み自動車の適正処理が課題として浮上
してきているようだ。
韓国でも自動車リサイクル法の整備に並行して視察団を派遣し、日本の現状を視察している。
また既に自動車リサイクルに関する法整備を行っている台湾からも自国の自動車リサイクルシステム
がうまく動いていないために、日本のリサイクルシステムに強い関心を示し、自動車再資源化協力機構に日本の実情をヒヤリングにきたそうだ。日本のリサイクル業界の主要な事業者は、自動車リサイクル法の施行二合わせて自ら高いハードルを
課して施設整備したところが多い。開発した設備機器とともにここの事業者が持つノウハウは日本に
とって貴重な財産でもある。国内では仕様済み自動車発生量の低下で手詰まり感があるが、海外に目を向けると新たに展開も考えられそうで、そうした協力をアジア各国が欲しだしている。
【日刊自動車新聞】
確かにアジア各国における急激な発展に伴いモータリゼーション化が進んでいる中、いずれ必然的に廃車になりゆく車輌が大量に発生しその適正処理が必要となります。こうした各国に解体技術、中古部品のリユースシステム、素材としてのリサイクル、全てにおいて日本のものを参考にしていただけるよう構築が必要ですね。近い将来同様の現象が起きる国にも影響を及ぼすことができるよう、立派な制度の一役を担えるよう業界の人間として頑張りたいと思います。