英国のEU残留離脱の国民投票があり、投票締め切り直後の調査結果くつがえし、離脱という結果になりました。これを受けて日本の株式が暴落、円も一時 99円台と大幅な円高になりました。これらは一時的なものかもしれませんが、国内のメーカーなどが予想していた円相場からは円高方向になると考えられます。
そうすると何が起こるのか。私たちの買取相場に影響はあるのでしょうか。
まず円高が進むと国内の中古車セリ市場の価格は下がります。現在自動車オークションの主要な買い手の一角は海外からのバイヤーであり、円高により入札される金額は数パーセント安くなると考えられます。また国際経済が不安定になると、当然買値もさがります。
EU離脱を受け、英国に工場を持っているメーカーの製品にEU域内向けに関税がかかることになります。そうしますと経費が増え、国内メーカーの業績に悪影響を及ぼすのは必至です。当然、トヨタや日産などの自動車メーカーも英国に工場を持っております。そうしますと不景気⇒車が売れない⇒乗り換え需要がない⇒買取台数も減るという循環になります。
考えればもっと多くの影響があるでしょうが、いずれにせよ私たちにはどうすることもできない問題ですので、努力して市場環境に順応していくしかなさそうです。