三菱自動車が軽自動車の猿臂を5-10%水増ししていたというニュースが入ってきました。これまで販売した車両は実に62万台。補償などは今後協議するそうです。
三菱自動車といえばかつてもリコール隠しを行い、大きな問題になっていましたが、またも経営にも響くようなコンプライアンス違反を行ったようです。先般、ドイツのBMWでは排ガスの測定値の不正があり、ドイツ車自体の信頼も揺らいでいましたが、日本の自動車業界におけるブランドも傷つかないか心配になります。今回はOEM供給先の日産自動車の指摘で発覚したようで、燃費の不正など一般ユーザーには到底わかりえないことです。実際に測定環境と、実走行環境は異なるのであり、普段のている中では気づきようもありません。
最近は低燃費が主流で、ユーザーも車自体のデザインはもちろん、購入時の重大な指標に燃費性能を入れていると思います。そのユーザーをだましたことになるわけですからこれは罪になると思います。
三菱自動車も三菱グループですので、すぐに経営難とはならないでしょうが、一般ユーザーは”2度あることは3度ある”という判断にならざるを得なく、信頼回復は遠い道のりになるのではないかと思います。
リコールで対処できる問題ではないだけに、どのような対応をしていくのか推移を見守りたいと思います。