EV(電気自動車)が四半世紀先には大半をしめることになるかも。各社のニュースをまとめてみました。
フォルクスワーゲン 2025年までに50車種投入計画
仏ルノー・日産自動車連合 2022年までにEVを12車種投入し、全体のうちの販売比率を3割に
BMW 2025年までにEVを12車種へ
ホンダ 2030年までに世界販売の3分の2をEVやハイブリッド車に
トヨタ マツダとEVの共同開発へ
ボルボ・カー 2019年以降発売の新車をEVかハイブリッド車のみへ
ちなみに2016年現在のEVは新車販売全体9400万台のうち0.5%の50万台だそうです。
こういった各社の姿勢の背景には各国の規制があります。
フランスとイギリスが2040年までにガソリン車やディーゼル車の新車販売を禁止するという方針を出したほか、世界最大の人口を抱える中国がガソリン車やディーゼル車の製造販売を中止する検討を始め、またインドでも同様の動きがあるようです。
各国の規制は今後も出てきますので、この流れには逆らえないでしょう。
報道でもありますが、EVは部品点数がすくなく生産でき、電機メーカーやIT企業が参入するという形で市場がこれまでの自動車産業という単一の構造から大きく変わる可能性があります。
自動運転技術もふまえ、自動車産業各社対応に追われているようです。
私たち自動車リサイクル業界においても半世紀先あたりを考えますと、駆動部品がモーター化になることで小型化、またエンジンを海外に輸出するといった流れはなくなるでしょうし、バッテリーなどはメーカー回収の対象になるでしょうから、1台の自動車をリサイクルすることによる収益構造は大きく下がることになると思います。また、自動運転化によりリサイクルパーツの需要も減りますので、大きな影響は受けることは間違いないでしょう。