車を売却・廃車手続きを委託される場合に必要な書類とはなんでしょうか。もちろん車検証や還付をお受け取りになる場合は自賠責保険証明書は必要ですが、その他に特別ご準備いただくものがあります。普通車と軽自動車により異なりますが、基本は以下のものです。
☆普通車(車検証上の所有者のもの)
1)印鑑登録証明書:お住まいの役所で実印の登録をしていただくと発行できるものです。お車をお買いの際にも必要なので、すでにご登録されている方がほとんどです。但し、お引越しなどなされて自治体が変更されている場合は、都度届け出が必要です。
2)委任状(ネット上でダウンロード可能):上記実印のご捺印が必要
3)譲渡証明書(ネット上でダウンロード可能):上記実印のご捺印が必要
☆軽自動車(車検証上の所有者のもの)
1)申請依頼書(ネット上でダウンロード可能):認印のご捺印が必要です。
以上です。
普通車でご住所がおかわりになられているときは必要書類が増えてきます。
1度もしくは同自治体内でのお引越し:住民票(原本は役所が持っていますので正確には住民票の写しといいます。コピーという意味ではありません。混乱を防止するため、お電話などでは住民票といいますが、写ししか出ないよ!といった意地悪なことは言わないでくださいね)
2度以上:戸籍附票の謄本・抄本 や改正前原戸籍謄本・抄本(ややこしいので役場の窓口でここからここまでのものがほしいと言っていただくほうが早いです。ただ、引っ越しのたびに本籍地を変えられている、ご結婚されて本籍地を移したなどの場合は今の本籍地の範囲でしか出ません。その場合は以前の本籍地にまだ登録されているご親族様に謄本をとっていただいたり、除かれた住民票の写し(これもコピーという意味ではありません)が必要ですが、保存期間などが決まっており絶対すべて証明できるとは限りません)
といったように住所の移動はことを複雑にします。法律で、移動のたびに移転先の管轄の運輸支局に届けなければならないという決まりがありますので、それを怠っていなければ上記の書類の準備がいらなくなります。
住所移動を届出していなかった、過去の分で証明もできない・・・どうしようという場合は”申立書”というものを書いていただくことになります。こんなものです。
ちなみに所有者が別の車屋さんだったり、ローン会社だったりする場合は所有者企業にお電話で必要書類をお問い合わせの上、所有者からお取付ください。
あくまでも必要なものは車検証上の”所有者”のものということになります。