先日は廃車の費用の実態につきまして書きました。今日は買取相場につきましてです。まず中古車の買取相場を左右するものといえばもちろん景気があります。景気が良いと車を買い替えたいという購入意欲がわき、新車はもちろん中古車の価格も少々高くても手が出ます。奥に大型車や高級車がそうです。一方景気が悪いと、なかなか市場が動かないため中古車市場も良質なものが不足し、全体の相場も下がります。また近年は日本の中古車は海外に人気があり、人気車種であれば国内の景気動向は関係なく、海外の動向によって大きく左右します。たとえば数年前ミャンマーなどが最近では大きく特定の車種が輸出され、業界で大きな話題になりました。また、右ハンドルが禁止といったことになると、急に相場が下落するなど、輸出先の政治動向に大きく振れます。季節としては春先は車が売れる分、市場に出てくる車両も多く、３月までは活況、その反動で３月下旬～４月にかけては下落といった傾向があります。またボーナス時期や大型連休にもよりますが、１１月、１２月は自動車があまり売れない分、相場が下がるといわれています。そのほかいろいろな条件はありますが、あくまで需要と供給です。
一方、廃車の相場はずばり「素材（マテリアル）価格」です。鉄やアルミニウム、銅、パラジウムなど車に使われている金属相場で廃車の価格は大きく左右されます。最近はリーマンショック以来の鉄相場の安値で軽自動車などはほとんど買取価格が数千円～０円という相場状況になっています。「あれ、前はこんなについたのに今回はこれだけ？」といった状況や逆も十分にありえるということですい。一方、海外向けのエンジンを搭載している車は安定した買取が見込めます。廃車買取を検討される際は一度そのあたりの相場を見ておかれるのもいいかと思います。
１３年以上はしっている車などは中古車としてもあまり値段がつかないので、その時の市場に任せるしかないという感じでしょうか。
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