昨年の6月にも本レポートでも取り上げました、車の運転の仕方により保険料が変わる自動車保険が動き出しました。2月3日付 日本経済新聞によると損害保険ジャパン日本興亜と東芝、あいおいニッセイ同和損害保険とトyタ自動車など、保険会社と機器会社が提携して、通信機器を保険車両に搭載して、総経距離や安全運転度などにより保険料が変わる自動車保険をあいつぎ販売します。
このような保険は「テレマティクス保険」といい、よく運送会社などが、自社のドライバーや営業マンの動きを管理するために車両に設置する「テレマティクス」という機器を個人向けに保険料算出のために利用します。
すでにヨーロッパやアメリカでは普及しており、日本でも今後、中核商品になっていくのではないかと考えられています。
主にこれを使って実際の走行距離を計測し、見合った保険料を提示したり、急ブレーキ、急発進などの回数から安全運転度をだし、保険料に反映させるという使い方になります。
このテレマティクスをナビと連動させたりあるいはETCのように設置したりという形になりますが、個人でも費用対効果があれば設置する人は増えると思います。
実際にインターネットで自分の運転の中身や、一か月の走行距離を見ることができるようになるでしょうし、これらの情報を使い、数年後の自身の走行距離の把握、個人間の車の売買時のアピールなどにも応用できそうです。
実際に中古車の購入時にもできれば丁寧に使われていた車のほうが、買う側にとっては+評価になるのではないでしょうか。