2021年6月12日 更新
2021年6月現在も岩谷興産で1kgで税別1100円は変わらず販売されています。2015年当時と異なるのはMIRAIの水素搭載容量が4.6kgから5.6kgにふえたため、満タン時の航続可能距離も増えました。初代MIRAIのメーカー公表値で630kmだったのが、燃費性能の向上もあり現行型MIRAI では850kmとなっています。
ガソリン車とどちらが得なのでしょう?
ガソリンが150円/Lと仮にすると約リッター20kmぐらいの計算になるのでエコカーぐらいの燃費となりそうです。
2021年6月時点の水素ステーション(トヨタMIRAIサイトより)
MIRAIのサイトによると満タンまでの充填時間も3分程度と非常に短く済みます
水素燃料車の解体って危険?
トヨタ自動車のサイトでも公式な解体方法が紹介されているのでHV車などと同様、感電などに気を付ければ取り外しなどの解体作業はマニュアル通りにできそうではあります。
廃車の費用的な観点から行くと、プロパンや天然ガス車と同様、ボンベの処理が有料になるので、解体業者が負担する廃棄物処理料金は通常のガソリン車よりもかかってしまいそうです。
ただし、もちろんマテリアルや中古車としての価値があるので、ユーザーが負担を求められることは現在の相場状況では心配なさそうです。
以下、2014年12月26日当時の記事
「ミライ」満タン4300円…水素1キロ千円で
JX日鉱日石エネルギーは2014年12月25日、燃料電池車(FCV)の燃料となる水素を、1キロ・グラムあたり1000円(消費税抜き)で販売すると発表しました。
トヨタ自動車が発売したFCV「ミライ」を満タンにした時の燃料代は4300円で、約650Km2001走行できることになります。
上記の価格でいくと1キロ走るのに必要な金額は6.6円で高級ハイブリッド、燃費のいい軽自動車なみの効果が見込めそうです。すでに販売している岩谷産業では1100円で販売しているそうです。今後の取り組みが日経新聞に載っていましたので抜粋すると、
大陽日酸:移動式の水素スタンドを開発し、1億円台の価格で販売する。これは通常のガソリンスタンドの設置費に近い価格で、既存の設置式水素スタンドに比べ、大分低コストだそうです(通常は5億くらいかかるようです)。2025年をめどに300台販売目標。
JX日鉱日石エネルギー:2020年をめどに国内10拠点で水素を生産、約2000のガソリンスタンドに併設。
岩谷産業:2015年度までに水素スタンドを20か所設置。
電気自動車は充電時間がかかるのに対し、充填速度は速いので、水素スタンドが普及すれば、燃料電池車の方が分がありそうですね。