15日、トヨタ自動車が燃料電池車「MIRAI(ミライ)」を発売しました。年間生産台数700台に対し、すでに企業や官公庁からの予約で1000台を超えているようで、今、個人の方が購入の意思を見せてもディーラーも「納車はいつになるかわからない」という案内をしているようです。個人への広がりに対する問題は700万を超える価格と水素ステーションの未整備です。現在は北九州市と尼崎市にしかなく、今後予定されているステーションも40か所程度と、実施に電気自動車やガソリン車に比べると使い勝手が非常に悪いといえます(ガソリンスタンドは全国で約35000か所)富士通が全国の水素ステーションの位置情報、稼働状況などをMIRAIユーザーに提供するシステムを15日から合わせてスタートさせましたが、まだ今はほぼ不要という形ではないでしょうか。
ガソリンを一切使わないで走る車。一昔前は夢のような話でしたが、いずれは原油も枯渇(シェールオイルの開発で供給は過剰になってしまいましたが)するはずなので、これまでの車は乗れなくなってしまうという時代が来るかもしれません。
余談ですが、ミライ向けの水素漏れ検知器の採用が決まった日本写真印刷という会社の株式が値上がりしていました。いろいろインパクトは大きいですね。