トヨタ自動車の2015年3月期の連結純利益が2兆円になる見通し。北米市場の販売の伸びが貢献し、通期要素嘘上方修正しました。売上高は26兆5000億円。今季の世界販売台数は905万台で前期比微減ではありますが、円安の効果や生産効率の改善が貢献したそうです。
6日付け日本経済新聞によると、稼ぐ力が端的に表れているのが北米市場。リーマンショック前の2007年4~9月期と2014年4~9月期と比べると販売台数は10万台減少しているにもかかわらず、営業利益は585億円プラスになった。背景にあるのが国内外交上の製造ラインの抜本的見直しなどの改善で5年間で1兆5000億円の「カイゼン」効果があったようです。円安も今期で1000億円近い増加要因になる。
なお、4~9月期決算では純利益が1兆1268億円。
日産自動車も2014年4~9月期の純利益を公表しましたが、こちらも2370億円と前年同期比25%のアップ。
日銀の金融緩和効果でしばらく円安は続くと予想されますので、しばらくは恩恵を受けるのではないでしょうか。