国際自動車流通協議会(iATA)のまとめによると6月の中古車の海外輸出台数は前年同期比2割アップで10万台以上の中古車が海外に出ている現状です。日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車毛陽会連合会が公表している統計では軽自動車の中古車販売台数は230000台と普通車は320000台、合わせて中古車販売台数が約550000台となりますので、中古車輸出台数のシェアの大きさがうかがえます。さらに輸出車両の多くが普通車と考えると、さらにそのシェアの高さを伺えます。
ここ最近で大きく台数を伸ばしているのが、ミャンマー。これまでは関税が非常に高く、また軍事政権の影響もありほとんど車両がなかった状況が、2012年に関税の大幅削減、廃車促進策(スクラップンセンティブ)が行われ一年少しで13万台の車両が国内に一期に流入したようです。アジア中古車流通研究会の資料によると国内でこれまで存在した車両が20~30万台という状況なのでその大きさがうかがえます。人口が6000万人ですのでまだまだ保有率は少ないですが、これから増えていくことが予想されます。
ちなみに2012年の予測によるとミャンマー国内での販売台数は13万台。そのうち中古輸入車が11万台程度ありうち日本からが9割 さらにトヨタ車はそのうち7割というから驚きです。さすがトヨタ。
話がそれましたが、2013年6月の実績では1位ロシア 2位ミャンマー 3位アラブ首長国連邦 4位ニュージーランド 5位ケニア 6位チリ 7位南アフリカ 8位モンゴル 9位キルギス 10位ウガンダという状況だそうです