廃車買取価格に大きな影響のある鉄スクラップ価格の相場が下落しています。
4月から下がり続け、例年ではGW前は値上がりするのが通例となっておりましたが、今年はその傾向も見られず連休明けも続落となっています。
大手鉄スクラップ業者の指標となる価格では昨年比で20%の下落となっており、直近の高値(3月末)からも約7%ダウンです。
輸出要因では円高基調、海外の景気動向が不安定なことがあり盛り上らず。
国内では原発停止、電力不足、電力値上げからスクラップを購入する電炉メーカーにとって生産コストのアップが想定され、仕入れ価格の値下げにつながるといわれています。
これらから今後も値上がりする要因は乏しく一段と下落することも想定されます。