2012年1月17日に日本自動車販売協会連合会から中古車の2011年の登録台数(軽自動車は除く)が発表されました。
結果、前年比4.0%減少の377万台で1978年の統計開始以来過去最低を更新したそうです。
前年実績を下回るの11年連続でまさに右肩下がり、、、となっています。
東北では地震被害による需要から前年比増加となりましたが、そのほかの地域では在庫不足とそれに伴う価格上昇から買い控えられたようです。
2012年はエコカー補助金の影響で新車市場は80万台の上乗せ効果が期待され、新車需要も4年ぶりに500万台を超える見通しがでている一方で、中古車市場は、その影響で不透明な状態です。今回は以前のエコカー補助金でつけられたスクラップインセンティブ(廃車条件)がないため、下取り車はふえる見込みですので、これまでの新車不振から下取車減少、市場縮小という流れは緩和されると思われますが、販売面ではプラス影響はありません。
廃車市場としてはエコカー補助金の影響で買い替えは進むため少なからずプラスの影響はあると思われますが、結局廃車の先食いだけですので、決して楽観視できる状態ではないことは確かです。
エコカー補助金は1年間の時限措置です。その間、購入は格安の中古車か、新車か2極化され、高年式中古車は値下げを余儀なくされるという見方はできるのではないでしょうか。