廃車の買取価格の基準となる鉄スクラップ価格が9月から下落の一途をたどっています。現在の水準はトン25000円前後(東京 メーカー買値)でこの価格水準は一年ぶりの安値となっています。原因は欧州債務問題による世界の経済の減速懸念からスクラップの国際価格が下落基調にあり、日本もそれにひきずられている格好。そろそろ底入れかという声が聞こえる一方、景気動向によってはさらなる下落も否定できない状況です。
廃車の買取相場もここ一ヶ月で5000円以上下落している車種もありますので、大きな影響をうけています。
廃車の買取価格は地域によってことなるのですが、その理由は鉄スクラップ相場の高低によります。基本的には関西が高く、九州や中国地方、中部地方、関東地方がそれに続く傾向が続いています。地方に行きますとやはり需給の関係から若干安い傾向にあり、同一車種でも30%程度差がある場合もあります。